みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

いかにして「本を生やす」のか、それは多くの個人の内なる想いから生えてくる

2018年10月26日、「執筆の技術を勉強する会 #1」に参加してきました。

内容としては、技術書典5で本を出した猛者の方々が「執筆」に特化したアウトプットの仕方について発表をしてくれたものとなります。発表を聞いてて、自分の琴線に触れたキーワードを中心にまとめました。

ちなみに、今回のタイトルについては、登壇者の方々が嬉々として口にしていた「本を生やす(はやす)」から取っています。

 

techplay.jp

なお、「技術同人誌の書き方」については、ほとんどの方が「親方Project」さんの「技術同人誌を書こう!」を薦められていました。
つまり、結論としては「技術同人誌を書こう!」を買って読みましょう、ということですね。電子書籍も色んなところで購入できるようですので、お好きなところでお買い求めください。

 

nextpublishing.jp

会場にも見本が置いてあったので撮影しときました。隣の本は、登壇者の一人の「かめねこ」さんが技術書典5で出されたFreeNASの本です。80部完売とのこと。

 

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会場の雰囲気

登壇者の一人でもあるKANEさんがtogetterにまとめてくれています。また、ハッシュタグ「 #engineers_lt 」でTwitterを見てみると、追加情報なども追えます。

 

togetter.com

また、この勉強会の主催者陣の好みのため、日本酒がならびます。日本酒の持ち込みで、優遇もされるようです。なお、割と参加者にはビール党も多かったみたいです。

 

 

mottox2 さんの発表

まるで基調講演のような内容を話してくださったmottox2さん。吹奏楽もやられているそうなので、まさに吹いて書いてるエンジニア。

  • 大前提として、モチベーションは続かないもの。外部(勉強会の参加等)からモチベーションは注ぎ足していく。
  • 未来の自分に過信しない。やる気のない自分を受け入れる。「努力、根性、ダメ絶対!
  • まずは手をつけてみる。書けないときは大きすぎるので細分化。普段詰まったことをネタにする。

 

speakerdeck.com

 

長村ひろ さんの発表

「楽して書こうよ」の話の後に、「モンエナ飲んで真夜中執筆」な話が続く。お子さんと一緒にクッキーなどのお菓子を作る事もあるそうです。

 

そんなひろさんは、「執筆の沼」な話をしてくれた。
(2018.10.27:資料のリンクを追記しました。)

speakerdeck.com

 

  • 締め切り駆動開発。良い執筆:早割の期日を目指して。悪い執筆: 割増の期日にならないように。
  • お気持ち駆動執筆執筆は楽しい。ひろさんも「書く」ことが好きだった。
  • そもそも執筆とは「思想・感情を表現すること」であり、自分の大好きな気持ちを言葉として外に出すこと。つぶやく事もラブレターのもある意味で執筆。

 

おまけ:

  • 一人で書くのが辛くなったら「もくもく執筆会」というのがある。

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 詳しくはこちら。

techbook-meetup.connpass.com

 

かめねこ さんの発表

かめなのか、ねこなのか、いいえペンギンでした。インフラ勉強会の新星が登壇。趣味は基本的に「沼」になるものばかり。執筆も沼。。。個人的には熱量が一番感じられる発表でした。

  • 技術書を書く敷居はなんぞ?。知識に対してのプレッシャー。でも、体系的にまとまっていれば価値が生まれる。
  • どんな人にも第一歩がある。「あなたが売れないと思っても誰かに需要はあります。」販売するまで著者にも需要はわからない
  • 技術同人誌は鮮度の高さが命。「鮮度の高い入門書」は需要がある。

speakerdeck.com

ちなみに、かめねこさんへのQ&Aはこちらから受け付けているそうです。

goo.gl/slides/ahrvt5

 

KANE さんの発表

てぃーびーさんの概念が乗り移ったKANEさんの発表。Podcastしているだけあって、声量はNo1かな。アシカとセイウチのモノマネが印象的でした。セイウチジャーニー。

 

  • 5人での執筆。有名どころのこの人達でも、最初はグダグダでスタート。いきなり炎上案件。
  • 計画的偶発性理論とは何か。続きはセイチョウジャーニーで。
  • 課題管理は大事。小さい粒度で課題管理する -> 確認の無駄が減る -> 時間的余裕ができる。余裕が出来たおかげで広報も十二分にできたとのこと。

 

 

speakerdeck.com

ちなみに、KANEさんのサインは、こんな感じだそうです。サインいただけたら、金運もアップするかも。

 

 

とらのあなラボさんの発表

あの「とらのあな」さんが出した技術同人誌の話。技術書典5の会場の入口近くで無料で配布されていました。表紙でちょっと期待したのですが、中身は技術同人誌でした。騙したな!(騙していない)ちなみに、CTOの方が発表されていました。ステッカーで「とらのあな」が隠れている。。。

 

  • 「企業」として技術書典に参加。目的は「虎の穴ラボ」の宣伝と執筆力アップ!
  • レビューする:最初は紙に出して、全員でレビュー。2回目、修正点の確認と間に合わなかったもの初回確認。3回目以降、ひとりで居残り。。。
  • とらのあなの技術同人誌は「パンフレット」と同じ。だから経費でw
  • とらのあなは「1冊」から委託販売できる。

 

www.slideshare.net

 

minamo さんの発表

セッティングに時間がかかっていたため、minamoさんの準備時間中に日本酒飲みが再開。と思いきや、5分もせずに終了。日本酒を惜しむ人達もいるなかで、ほんわか雰囲気でminamoさんがお話ししてくれました。終盤で疲れていた身体には優しいお話しでした。

 

  • 初めての場合には、印刷屋さんの用意する、標準のテンプレートを利用した方が良い。
  • 余白大事。製本するときに必要。上下左右3mmずつぐらい余白はほしい。余白がない場合、「プレビュー」の印刷設定で調節。Macのプレビューは便利。
  • PDFにはフォントを埋め込むのが良い。フォントのライセンスには注意、埋め込み禁止のものがある。
  • やっぱりここでも出てくる「親方Project」さんの「技術同人誌を書こう!

speakerdeck.com

 

Forkwel さんの発表

スポンサーセッション。美味しいご飯が食べれるのは、スポンサーさんがいてくださるおかげです。どうもありがとうございます。でもまぁ、エンジニアの宣伝力って半端ないですからね。バズワードを生み出せれば拡散してくれますしね。

(資料のリンクを見つけたら追記します。)

  • また出たなForkwel!
  • 転職しないと労働環境や仕事内容、給与が変わらないなんておかしい
  • スポンサー費用が800万円に到達。いつもありがとうございます。

 

懇親会

LT発表の延長などが関係して、5分程度で終了しました!

これまで参加した懇親会の中で最短記録です。(褒め言葉)

 

おまけ

人との出会い。

  • 受付していた「まみー」さんと帰り際に挨拶できた。(その後フォローしてもらえた。恐縮です。)
  • 「FORTE」さんに見つけてもらった。そして、たくさんお話した。
  • 「₮₳₴₭_4₠⋆翡翠(たすく)」さん。すぐ近く(自分の真後ろ)にいたのに、お互い全然気づかなかった。お話できなくて残念。他の勉強会でも会えそうなので、その時に。

 

とりあえず、親方さん本は購入済み(積んでる)ので、読んでインプットをしておきます。そして、目指すはアウトプット。