みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

技術書典6の技術同人活動について振り返る(開催前編)

技術書典6まで残り2日。

前回の技術書典5では、ただの一般参加者としての参加でした。

しかし、今回の技術書典6では、『合同誌への寄稿』と『同人誌のレビューア』という形で参加することができました。

というわけで、今回は関与した技術同人誌の紹介をしようと思います。

 

 

 

関与した本の一覧:

  1. ワンストップ勉強会
  2. ワンストップ合同誌
  3. ワンストップ見積もり
  4. 挫折論への招待
  5. エンジニアの成長を応援する本
  6. はじめる技術つづける技術

今回は、6冊の本に関わることができました。

狙ったわけでは無いですが、技術書典6で『6冊』というのはちょっとした運命を感じています。

 

ワンストップ勉強会:

技術書典6では『あ01』(親方Projectさん)のサークル主、おやかたさんが企画された勉強会に関する合同誌本です。昨今で開催されている勉強会に関して、主催者/参加者それぞれのノウハウが詰まった一冊となっています。

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その中で、自分は「中小SIer企業での社内勉強会」をテーマにして、1章分を寄稿しました。自社で一年程度続けてきた社内勉強会について、成り立ち/実施した内容/運営の苦労、なんかについて記載しています。

 

ちなみに、出だしの一文「もしも休日に社内で勉強会を開催することになったら、貴方達は参加してくれますか?」については、レビュー時に「こんなこと言ってくれる仲間が欲しい」と言った感想もいただいています。

 

ワンストップ合同誌:

ワンストップ勉強会本と同じく、技術書典6では『あ01親方Projectさんの出される新刊の合同誌です。書籍の内容は、技術同人誌の合同誌作成ノウハウ的な内容となっています。合同誌の作り方を合同誌で作るというのも趣きがありますね。

1人で100ページは無理でも10人集まれば10ページ、途端にハードルが下がってきたように思えませんか?一方で、関与者が増えることのデメリットなども記載されています。特に、「編集長」となる人は必読の一冊かもしれません。

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こちらについては、「合同誌に初参加してみて得たもの、困ったこと、など」の感想を寄稿しました。勉強会本の執筆を終えた後に話を持ちかけられたので、渡りに船という感じで書きました。

さすが、おやかたさん。本を生やすことにかけては抜かりがない。

 

ワンストップ見積もり:

ワンストップ勉強会本や合同誌本と同じく、技術書典6では『あ01親方Projectさんの出される新刊です。実は、『2018年冬コミ(C95)』では頒布されてます。こちらは、名前の通り『見積もり』についての合同誌ですね。受注者だけではなく発注者側の視点の記事も書かれています。

 

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こちらについては、「付録B. 私の見積もり履歴書」に寄稿しています。実は、こちらが自分の技術同人誌デビュー作品となっています。

 

挫折論への招待:

さ03』のGrowthfactionさんが出される新刊です。

成長の過程で必ずと言っていいほど現れてくる『挫折』について向かい合うための一冊となっております。

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こちらについては、「付録B:みんなの挫折論」に寄稿しました。

ちょっとした失敗やつまづいて諦めてしまったことなど、広義での意味での挫折は多くありました。ですが、今回は『仕事で生きる意志も無くしかけた』時という少し重めの挫折の内容で書いています。良くも悪くも、この時の出来事がきっかけで仕事への向き合い方が変わったので、寄稿するならこれかなーと思いました。今思い出しても、『叱責されることがわかっている22時から始まる客先での進捗会議』ってなんだよ、って感じですね。

 

余談ですが、2019年1月中旬にVTRyoさんから、自身の挫折に関してのインタビューを受けています。まさか、社外の人に自分が挫折した時の話をする日が来るなんて、思ってもみなかったです。目黒のサンマルクカフェで、お互いに「わかるー」とか言いながら話をしていました。その後で食べた蒙古担々麺の美味しさも覚えています。

 

なお、『挫折論への招待』ついては、感想エントリも書いています。販売前なのでネタバレなしにしています。

mzryuka.hatenablog.jp

また、同志であるiwasiman先生も、感想エントリ(というより書評)を書いていらっしゃいました。この文章のうまさや着眼点は見習っていきたいです。

iwasiman.hatenablog.com

 また、ガンダム好き同士のざきさんも、複数の技術同人誌について記事を書かれています。その中に「挫折論の招待」についての紹介もされておりました。

kic-yuuki.hatenablog.com

エンジニアの成長を応援する本:

 

エンジニアの登壇を応援する会』の有志20名で作成した、アウトプットに関する合同誌です。技術書典6では『あ01』(親方Projectさん)で委託頒布の予定です。

note.mu

 本書は、大きく4つのテーマに分かれています。

  1. 初めて勇気を出してアウトプットした
  2. 困難なアウトプットをした
  3. 誰かに背中を押された
  4. 誰かの背中を押した

このうち、自分は「初めて勇気を出してアウトプットした」がテーマで2-3ページの内容を寄稿しました。

外部に対してこれまでアウトプットしてこなかったエンジニアが、なぜ今になってアウトプットするようになったのか』『自分の出すアウトプットなんて価値/需要がないという考え方をなぜ覆したのか』などの心境、それを乗り越えた先の成果などについて書きました。

もう若くもないし特筆したスキルも無いから、なんて考えて過ごしている人にささってくれると嬉しいです。

 

はじめる技術つづける技術:

 こちらについては、レビューアで参加させていただきました。嬉しいことに、レビューアとして本にも名前を載せていただいているそうです。

ちょっと前まで、『始められない/続けられない』だった自分がレビューをするなんて、という気持ちもありました。しかし、自分と同じような境遇にいる人が脱出できることのきっかけに携わることができれば、などと思い参加しました。

 

はじめる技術つづける技術』については、技術書典6では、『え18』(おからぼ)さんでで委託頒布の予定です。

techbookfest.org

fortegp05.hatenablog.com

なお、レビューについて。

レビュー時に『文章だけだと単調になるので、イラストや画像を入れてみてはどうか』というコメントをしたところ、著者のFORTEさんの実施事例のひとつ『Podcast』の配信ページ画像が載りました。その画像には、自分がゲスト回の時のページが使われていました。ありがとうございます。

fortegp05.hatenablog.com

 

まとめ:

改めて振り返ってみると、6冊の技術同人誌に携わることができました。

1つ1つは小さいことですけど、それらをまとめてみると、割とすごいことを実施しているように思えるので面白いものです。

ちなみに、技術書典6の当日は、『とあるサークルのお手伝い』としても参加することになっています。そちらについての感想も実施後にまとめる予定です。