みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

技術書同人誌博覧会にボランティアスタッフとして参加しました。

2019年7月27日(土)、大田区産業プラザPiOで開催された「技術書同人誌博覧会」(以降、「技書博」)に参加してきました。技書博を簡単にいうと、(少なくとも現時点では)技術書典の規模を小さくしたようなイベントです。

技術書同人誌博覧会

 

ただし、参加内容は、当日のボランティアスタッフ、としての参加です。

この手の活動は初めてだったので、簡単に振り返って記録しておきます。

 

 

 

参加のきっかけ

この二つの偶然が重なったからです。

  1. ボランティアスタッフが集まらなくて困っているという情報を見た。
  2. 会場が近かった。(会場が蒲田で、私は川崎市よりの横浜市在住)

どちらかが欠けていたら、参加はしていませんでした。

 

当初、ボランティアスタッフをするつもりはありませんでした。イベント開催日についても、フラッと様子を見に行くか、知り合いがサークル参加の際に困っていたら手伝おう、程度に考えていました。

技書博は「エンジニアの登壇を応援する会」(以降、「登援会」)の方々が開催したイベントです。登援会のイベントは面白いものも多いのですが、たまーに出てくる「身内感」に自分はなじめない部分も少なからずありました。

そんなことも関係し、最初に技書博の話を聞いても「ふーん」程度の関心度でした。

portal.engineers-lt.info

 

とはいえ、登援会のイベントで学んだことは多いし、登援会メンバの中には困っているなら助けてあげたいと思える人もいました。場所も蒲田なら早起きしなくても短時間に移動できるという考えもありました。そんなわけで、ボランティアスタッフとして参加を申し込みました。

自分が申し込みをした時には、あと10名程度足りないという話を聴きました。どうなるんだろうか、とは思っていたのですが、結果としては自分が申し込んでから割とすぐに人数は集まったようでした。

 

事前準備

ボランティアスタッフには、事前準備はほとんどありませんでした。コアスタッフの方々が技書博用のSlackチャンネルで、色々な情報を展開してくれていました。また、懸念点などがあれば、気軽に質問もできる雰囲気でもありました。

 

ボランティアスタッフが当日作業の内容確認(兼顔あわせ)をしたのは、技書博の前々日でした。時間としては2時間弱、内容的には当日の会場設置の内容、および各担当者の作業内容の確認でした。会場設置のイメージが掴みづらかったので、少々不安だったことを覚えています。ボランティアメンバが全員揃っていなかった、というのも関係していたと思います。

今考えると、コミケスタッフの経験があった、 なのなの( @nano2_aloerin )さんがコアスタッフに参加されていたので、自分の心配は取り越し苦労だったのかな、とも思っています。

 

また、この時にスタッフTシャツをもらいました。

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当日(会場準備)

前日までは台風の直撃も予想されていましたが、運良く時間帯がずれてくれました。また、最終的には台風は消滅したので、かなりの幸運に恵まれたイベントだったと思います。時間帯によりパラパラと小雨が降る以外は、晴れが続いていました。そして、気温が高く、外に出ていると立っているだけでも汗がジワリと出てきました。

 

会場設置に関しては、開始当初は設置作業の進め方がわからず、ボランティアスタッフは立ち往生しているように見えました。しかし、そこはボランティアに参加してくるような人達です。確認をしつつ、作業を前に進めようとします。そして、作業内容がある程度わかってくると、ボランティアスタッフも積極的に動き出し、予定していた設置時間よりも早く終わりました。次回開催は会場は変わるけど、同じような設置内容ならスムーズに進められるかな、とも思えました。

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会場設置後は、これまた全員でノベルティ関連の用意です。入場用のストラップの準備、手提げポーチに技書博のオフィシャルガイドブックを入れる、などの作業を地道に実施していきました。こちらも「開始前に間に合うのか」のプレッシャーを感じながら作業していきました。全て受け取ってもらえるかはわからないけど、予定の数は決まっているので、ひたすら数をこなしていく。準備をする大変さが身に染みました。

そして、今度からこの手のノベルティは感謝しながら取り扱おうと強く思いました。

 

当日(開催中)

自分の担当は「入場列整理」でした。技書博では、15時までは1時間おきのチケット制の時間別入場が設けられていましたが、それでも混雑した時の「最悪」を想定した対応がシミュレーションがされていました。1時間あたり最大250人、もし次の時間帯のチケットを持つ人達が早めにきていたら最大500人。。。技術書典で見たような行列が見れるのか、とも考えてもいました。

しかし、幸か不幸か、大人数で溢れかえるということはなく、むしろ制限入場の開始時に一時的に50人程度の列ができるのに留まっていました。

公式発表によると、一般入場者数は646人だったとの話なので、11-17時の6時間で1時間あたり大体100人弱が入場していたことになります。

 

仕事の大半は声を出しての参加者の誘導でした。

現在は11時のチケットの方の受付をしておりまーす。12時のチケットをお持ちの方はしばらくお待ちくださーい

こちら技書博の受付です。QRコードを準備して奥の受付にお進みくださーい

現在はフリー入場となっております。チケットがなくても入場できまーす

 

たまに、参加者を「お客様」と言ってしまったり、技書博を「技術書典」と間違えて言いそうになった時もありましたが、ご愛嬌ということで。「フリー入場と入場フリー、どっちが正しいのかな?」なんてスタッフ同士で話もしていました。

 

休憩時間中以外は、とにかく立ちっぱなしだったので、足が棒のようにパンパンになってました。合間を見つけては隅っこに行って、靴を脱いだり、屈伸したり、足をブラブラさせたりして足のケアを行っていました。

 

ボランティアスタッフへの緊急度の低い連絡は、Slackで行われていました。そのため、定期的に自分のスマホを確認していました。そのついでに、ハッシュタグ「#技書博」でのタイムラインも確認をしていました。その過程で、フリー入場時間が14時になったのを知らなかった方にも返信したり、ストラップの返却をしなくてもいいんだよーという連絡も入れてたりました。

ストラップについては、わざわざ会場を出た後に戻ってきて返却しようとされた方もいたので、抑止できればと思って発言していました。

 

 

 

 

余談:お弁当

スタッフ用に支給された「なだ万」のお弁当はとても美味しかったです。

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www.nadaman.co.jp

 

当日(閉会後)

閉会の挨拶もそこそこに、会場の撤収作業の開始です。片付け終わったサークルさんを見つければ、机、椅子の撤去を淡々と実施していきました。また、床にはったテープも剥がしていきます。結果として、本会場内の撤去はスムーズに進められました。

もちろん、ちょっとしたトラブルもありました。某宅配業者が荷物の回収しにきてくれない、PCの忘れ物があった、台車が見つからない、などなど。

 

また、技書博では公式の「懇親会」も実施されました。スタッフ特典で無料で参加できました。登援会は、こういうところは太っ腹ですね。懇親会では、疲れた体にとにかくカロリーを与えていました。知り合いの何人かとはお話をしたのですが、一方でそれ以外の方とのお話ができなかったのは失敗したかな、と思いました。

せめて、一緒に働いていたスタッフの方とお話をしておけば良かったと、少しだけ後悔しています。

 

まとめ

とにかく疲れた、に尽きます。ほぼ一日中立って過ごすとか、多分大学生でバイトしていた時以来でした。

それでも、疲れた中でも、満足感みたいなものを得られた気がしてします。

自分はただのボランティアスタッフでしかなかったですが、Twitterハッシュタグ「#技書博」で呟かれた内容に「楽しかった」「良かった」などの感想があれば、関わったものとしてはとても嬉しくも思えました。

 

次回の技書博は、日本橋で2019年12月14日に開催されるとのことです。会場規模は3倍くらいになるそうです。そのため、今回以上のスタッフ数が必要となってくるでしょう。もし、この手のイベントのスタッフに興味がある方がいれば、思い切って参加されみては如何でしょうか。一般参加やサークル参加とはまた違った体験を味わうことができると思います。

 

自分は、次回もボランティアスタッフとして参加するかはまだ決めていません。

ですが、人が足りない、などの話が出てきたら参加しようと考えています。