みずりゅの自由帳

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Phoenix LiveDashboardのv.0.1.0がリリースされました

日本時間の2020年4月17日の2時47分に、「Phoenix LiveDashboard」のv.0.1.0がリリースされました。

Release v0.1.0 · phoenixframework/phoenix_live_dashboard · GitHub

Phoenix LiveDashboardは、プログラミング言語ElixirのWebフレームワークPhoenixの開発者に対して、リアルタイムなパフォーマンス監視とデバッグツールを提供するモジュールです。

大きく、以下の4機能が提供されています。

  1. Home - システムの一般的な情報の参照
  2. Metrics - telemetry eventsをリアルタイムチャートで視覚化して、アプリケーションがさまざまな条件でどのように動作するかを確認できる
  3. Request logging - 特定リクエストのすべてのログ情報を参照
  4. Processes - アプリケーション内のプロセスに対しての、参照/フィルタリング/検索

詳細は、GitHubのページを参照してください。

github.com

Phoenix LiveDashboardのリリースに関してのJosé Valim氏のツイート内容

深夜帯にTwitterをみてて、たまたま時間差がない状態でJosé Valim氏のツイート内容を参照できました。

備忘のため、José Valim氏のツイート内容をDeepL翻訳 (https://www.deepl.com/home) で翻訳したベースで記述してみました。

皆さん、こんにちは!
@mcrumm, @sanesquidと私は、Phoenix LiveDashboardの最初の公式リリースを発表できることを本当に嬉しく思っています
: https://github.com/phoenixframework/phoenix_live_dashboard。

より多くのコンテキストとスクリーンショットは、スレッドを読んで。

ダッシュボードを使用すると、Phoenixアプリケーションをすぐに把握することができます。
焦点は*production*データにあります。
Phoenixを使い始めたばかりの方でも、ウィジェットにツールチップが追加されているので、
ウィジェットについての詳細や、気にする必要があるかどうかを知ることができます。

補足:「production」については、従来の「本番」と言うよりも、「(稼働しているアプリケーションの)生のデータ」(ダッシュボード向けに変に加工していない?)と言う意味での「本番データ」と言うニュアンスなのかなと推察。

ダッシュボードにはTelemetryも統合されています。
これは次期Phoenix v1.5の大きな機能の一つですが、今すぐにでも使用できます。
ダッシュボードには、アプリから任意のメトリクスを公開することができます。
デフォルトでは、リクエスト/レスポンスデータ、データベース情報、VMメトリクスが含まれています。

補足:2020年4月17日の6時時点では、Phoenixの最新バージョンは1.4.16です。ただし、1.5.0-rcもリリースされています。

ストリーミングリクエストロガーもあります!
本番環境で何かを診断しているときに、リクエストを行い、
関連するリクエストデータを見つけるためにログを grep したことを覚えていますか?
ボタンをクリックするだけで、すべてのリクエストログを単一の場所にストリーミングすることができます。

最後に、プロセスタブがあり、システム内のすべてのプロセスをナビゲート、ソート、フィルタリングすることができます。
Observerや他のツールで見るものとかなり似ています。
唯一の違いは、今回はLiveViewを使っていることです。

最良の部分は、もしもあなたが分散Erlangを使用しているのであれば、
1つのノードのDashboardにアクセスして、
(ダッシュボード画面の)上部のドロップダウンを使って他のノードを表示するだけでいいということです。
すべてのデータはライブストリーミングされています。
これらの機能を実装する際にデータベースに危害を加えることはありませんでした。

補足:イメージしやすく、「Distributed Erlang」を分散Erlangと翻訳。

Phoenixの1.5にはデフォルトでインストールされる?

日本時間の2020年4月17日5時34分に、Phoenixフレームワークv1.5.0-rc.0がリリースされています。

https://github.com/phoenixframework/phoenix/releases/tag/v1.5.0-rc.0

v1.5.0-rc.0のmix phx.newのドキュメントを読むと、v1.4.16にはなかったオプション--live--no-dashboardが追加されています。

hexdocs.pm

--no-dashboardの説明は、以下の通り。

--no-dashboard - do not include Phoenix.LiveDashboard

Phoenix.LiveDashboardを含めない」とあるので、おそらくv1.5.0以降にはデフォルトで追加されると言うことなのでしょうね。

あとでv1.5.0-rc.0を試してみます。