2018/08/04に「 Maker Faire Tokyo 2018 」(以降、MFT2018)に参加してきました。
Maker Faire Tokyo 2018 | Make: Japan
MFTは初参加です。電子工作は少し嗜んだ程度ですが、可能な限り出店者の方には作った背景や苦労した点等を質問するようにしてみました。
見てきた内容を簡単にまとめています。
以下、紹介する内容です。
- きたかぜとたいよう:
- 画像処理を用いた睡眠検出装置SnoozZ:
- ビラ君:
- 自動白板掃除機/水分補給装置:
- 動物当てクイズ装置:
- 見守りフォトスタンド:
- 干潟調査ロボ:
- アールエスコンポーネンツ株式会社ブース:
- ダークルーム:
- 超小型ホバークラフト:
- とんちタイガー:
- 木造原付三輪車:
- 生活支援ロボ「オリオン」:
- FPGA上の自作CPUでOSを動かす:
- マリリンモンローになりきれる装置:
- 決定木カードゲーム:
- おまけ:
きたかぜとたいよう:
くらき永田保育園さんの作品であるデジタル紙芝居「きたかぜとたいよう」。
北風のシーンでは扇風機が動いて風を送り、太陽のシーンではヒーターが動き温風でがでてくるそうです。ある意味では簡易な4DX。ただし、範囲はちょっと狭め。
画像処理を用いた睡眠検出装置SnoozZ:
眠り防止装置を発見。
最近ではNECとダイキンが共同で居眠りしていたら室温を調整する装置を作っていましたが、こちらの場合は物理的に起こしてくれます。
ただし、この装置をつけて眠るのはなかなかにしんどそう。イメージ的には「ぬるぽ」「ガッ!」ですね。
ビラ君:
鳥取大学工学部附属のものづくり教育実践センターさんの「ビラ君」。
中央についているセンサーで人を感知して、人のいる方向を向いてくれます。
なお、複数人が近づくと誰にあげれば良いかも迷ってしまう、人間顔負けのお茶目ぶりを発揮します。センサーには優先度をつけているそうですが、実際に試したところ、あたふたしていました。最優先は向かって右のセンサーだそうです。
あと、「隠し機能」として、ほんのちょっとだけ本体が浮く事ができます。
自動白板掃除機/水分補給装置:
日大さんのブースにお邪魔。
1つ目は、自動白板掃除機。磁石を使って貼りついているとのこと。
動いてる姿は可愛かったのですが、実は汚れを検知して動いているわけではないとのこと。なので、白板が綺麗になるのは気長に待ちましょう。
2つ目は水分補充機。補充の判断には、刺している電極から電気が流れるかどうかで判断。土が乾燥していると電気が流れなくなるため、給水機で水を組み上げ、土に水を供給するとのこと。ただし、センサーの近辺の湿り気しか判断できないみたいなので、水分補給先の場所には工夫が必要そう。
動物当てクイズ装置:
京都府立工業高校の作品。
ぬいぐるみを使った記憶力ゲーム。ぬいぐるみの順番指定には、正面写真、後ろの写真、カタカナ、英語、中国語などを使っており、知育にすごく良さそう。「人鳥」と書いて「ペンギン」と読むのをこの時に知りました。
ぬいぐるみの中にFeliCaが入っており、配置するBOXの方にはラズパイをベースとした制御機器とFeliCaリーダーが入っていた。もう少し小型化できたら、保育園や病院の子供ルームに置いて欲しい。
見守りフォトスタンド:
玄関先に設置して使えるように、あえてこのサイズで作っているとのこと。
筐体の中身を見せてもらったが、ラズパイ周りのもので構成されていた。また、サーバ側はDebian+Cで構成されており、かつDocker使ってるとのこと。作成者の方にマニアックさを感じたのでがTCFMの話をふってみたら知っていた。将来有望そう。
干潟調査ロボ:
東工大附属さんの干潟調査ロボット。
なかなかに厳つくてカッコいい。また、先端のドリルにロマンを感じる。
なお、走行については水上のみで、干潟での実績はまだ無いとのこと。また、採取した土をしまう場所がないため、ドリルは一度しか使えないらしい。最終兵器ですね。
制作期間は、三ヶ月。材料は研究室にあったものを利用しているが、構築は自作とのこと。
アールエスコンポーネンツ株式会社ブース:
ブースの前で配られていたおまけ(簡易VRキット+手提げカバン)に目がくらみ、アンケート回答とTwitter発信をしてしまった。
そのついでにブースにあった周辺機器をみると、心踊らされるものが色々とあった。このうち、センサモジュール「SENSE HAT」を購入。色々なセンサーがついているのに加えて、ジョイスティックが決定打となった。使用方法はこれから考える。
FLICKも悩んだが、デモの時には反応が鈍かったので、一旦保留とした。
ダークルーム:
「動画にならないおもしろさ。謎の技術 人力3Dとは?」
ものすごーく昭和臭がした催し物。でも催し物はとても面白かったです。軽くネタバレすると、影を使っていたのですが、うまく大きく映すことで迫力のあるものになっていました。
超小型ホバークラフト:
体重制限は90Kgあたりとのこと。
浮いた後に押されて、進行方向にいた人に反転させられて、といった体験ができました。
自分がカーリングのストーンにでもなったような雰囲気を楽しめました。
とんちタイガー:
一休さんついに破れる。屏風の虎が出てきちゃいました。
虎の移動速度が速く、係りの方に何度も虎を出してもらいました。
木造原付三輪車:
りひと工業自動車部さんの木造原付三輪車。
公道での走行もされたそうです。スピードとしては、50キロ位までは出せるらしいです。ただ、色々とむき出しなのでスリルはありそう。
それと、電極やエンジンがむき出しなのでゲリラ豪雨には注意。
また、ハンドル位置を少しミスったらしく、体が大きめの方には窮屈になっています。
生活支援ロボ「オリオン」:
物体の識別は色で実施しているとのこと。微妙な色合いでの判断は辛いが、照明などによる色の変化に対しては対応できるとのこと。よって、うすしおとコンソメは区別できませんが、チッ●スターとリ●トンの区別は確実にできるらしい。
なお、アームではそんなに重いものは持てないらしい。
FPGA上の自作CPUでOSを動かす:
東京工業大学さんの作品。
FPGA上の自作CPU上で、自作OSを動かしているとのこと。
TCFMで自作CPUや自作OSの話を聴いていたこともあり、ついつい色々と聞いてしまいました。
デバックが難しくて、なかなか動かなかった際には心が折れそうだったと苦労話を聞いた。
マリリンモンローになりきれる装置:
マリリンモンローになりきれる装置発見。
が、言うほどスカートはめくれなかった。写真はちゃんと許可とって撮らせてもらっています。
決定木カードゲーム:
もなどゲームズさんの作品。
ブースにあった「決定木カードゲーム」では、カードに書かれた属性を利用して決定木を構築していくゲームであるとのこと。一部にはダミーの情報もあるので、プレイするには頭をかなり使いそう。でも、小学生くらいから実施していれば、かなり頭の回転良くなりそう。
また、カードゲームに利用した決定木について記載されている「決定木構築アルゴリズム大構築」の冊子(DL版)も頂いた。技術書典には出さないのですかと聞いたところ、申込に間に合わなかったとのこと。なので、次々回の技術書典には出展されるかも。
おまけ:
MFTでは毎度おなじみのR2-D2さんです。
ボディの中には、スマートフォンが格納されていました。でも、最初のスターウォーズが放送された時期から考えると、割と違和感はないかもしれない。