みずりゅの自由帳

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「ElixirへのいざないLivebook超入門」の商業版が発行されました

2024年6月21日、拙著「ElixirへのいざないLivebook超入門」の商業誌が発行されました。

インプレスNextPublishing出版ブランドのひとつ、技術の泉シリーズからの出版です。

Elixirへのいざない」に続く、商業出版の第二弾となります。

技術書典15で頒布した技術同人誌「ElixirへのいざないLivebook超入門」を底本とした書籍となっております。
ただし、同人誌版からの加筆も行なっております。

書籍の詳細はこちらへで。

nextpublishing.jp


あと、Amazonなんかは、クリック数に応じて表示されてくる確率が高いらしいです。
もしここを訪れた方がいれば、Amazonのページだけでもポチッとしてくれると大変嬉しいです。

Amazonの「ElixirへのいざないLivebook超入門」のページ

Livebook超入門の表紙です

謝辞

商業出版に関して、企画・編集の合同会社技術の泉出版様、発行のインプレスNextPublishing様の方々にはお礼申し上げます。
直前になって、締め切りを2週間伸ばしていただいてありがとうございます。
公私共に立て込んでしまっていた時点だったので大変助かりました。

また、商業版の表紙を仕上げてくださった「フキタトキト」氏にも感謝しております。
※余談ですが、ラフイラストを見せてもらった時、自分のテンションは爆上がりでした(笑

加えて、表紙のタイトルをかっこよくデザインしていただいたアートディレクターの方々にもお礼申し上げます。


最後に、SカップやQ&Pα、リポビタンDなどの、栄養ドリンク達よ、どうもありがとう。
こどもの寝かしつけ後などで、すっかり夜中に作業できない身体になってしまった自分に活力を戻してくれました。
"前借り"かもしれませんが、そもそも活動すべき時に活動できないのは非常に辛いので。。。
もちろん、校了してからは、風邪気味とかの時以外は手をつけていません。オロナミンCとか止まりです。

変更/加筆について

商業誌にあたり、同人誌版から変更/加筆をしています。

章わけの変更

元々は、「Livebookとは何か」「Livebookのインストール」「Livebookを使ってみよう」の3章構成でした。
これを商業誌化にあたり、「Livebookを使ってみよう」の章に書かれていたいくつかの「節」を、章に格上げしました。

ここについては、同人誌版は印刷費用対策としてページ数を減らす目的で「節」に詰め込んでいた部分もあったので、ようやっと報われた感が出ました。

また、章に格上げした際に文章も修正・追記などをしております。

Hugging Face対応

Livebookのクラウド上へのデプロイ方法について、同人誌版では「Fly.io」で記載でしたが、商業誌版では「Hugging Face」に変更しました。

理由は、Fly.ioがLivebookの簡単デプロイ機能の提供をなくしたからです。

同人誌執筆時点では、Fly.ioとHugging Faceの両方で簡単デプロイ機能を提供していました。
しかし、Hugging Faceは機械学習プラットフォームの要素が強いので、ホスティングサービス寄りのFly.io側を採用したのですが、前述の通りに停止へ。
一応、Fly.io上でLivebookをデプロイする方法もドキュメントが公開されていたのですが、「簡単デプロイ」に価値があるという考えのもと、HuggingFaceの方に書き換えました。

ちなみに、Fly.ioの簡単デプロイについては、「コラム」として一応残しておきました。

まとめ

今回は、商業版「ElixirへのいざないLivebook」について記述しました。

Livebookは、日本ではQiitaなどに非常に素晴らしい記事がたくさん出ています。
しかし、"書籍"としてまとまったものはまだ無いように見えます。
なので、本書がその先陣となり、Livebookの認知度の向上につながってくれたらいいなと思っています。

そうそう。
技術の泉シリーズでは、プログラミング言語Elixirについて触れているのは今回で3冊目になるようです。*1
Elixirの普及にも貢献できていれば、嬉しいなぁ。

*1:1つ目は、冒頭に紹介した「Elixirへのいざない」です。2冊目は、「ElixirではじめるIoT開発入門 Nervesプラットフォームで組み込み開発にトライ!」(著者:三宅 泰宏氏)となります。