みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

2020年のふりかえり

2020年も本日で最後。

備忘の意味でふりかえりを行います。

2020年のふりかえり:概要

個々に、簡単にふりかえります。

子供が生まれた

2020年2月3日に、こどもが生まれました。第一子です。

自然妊娠を目指して数年間不妊治を行うもなかなか成果が出ず。
病院側からは体外受精の話も出始めたので、治療は断念。
引っ越しして猫でも飼って夫婦二人で生きていこうか、なんて考えをもち始めた矢先の妊娠。
安定期に入るまでの不安は、おそらく夫婦ともにあったと思います。
無事に安定期を超えて日に日に大きくなっていくお腹。
安心とともに生まれるまではまだ不安という不思議な感覚でした。

そして2月3日の早朝、陣痛がくる。
ほんと、会社に出社する前でよかった。

当時、新型コロナはすでに話題になっていたが、この時はまだ産婦人科に配偶者が居てもOKだった時期でした。
病院に付き添って丸一日かかって出産。
ほんと、無事産まれてくれて良かった。

唯一残念だったのは、妻が出産時に恥骨損傷をしたこと。
まともに歩けずに、普段の生活にも支障が出ていました。
幸い、義母(妻の母親)が泊まり込みで2か月(私が育児休業に入るまで)間も家事/育児のフォローをしてくれました。
これはかなり助かりました。
自分のお仕事を休んでまで来てくれたので、もう足を向けて寝られません。

ちなみに、今はこどもは月齢11か月。数歩であればちょこちょこと立ち上がって歩くぐらいに元気に成長しています。

育児休業

2020年4月1日から、育児休業を取得しました。
取得期間は10か月、2021年1月末までです。

本当はすぐにでも取得したかったのですが、当時私が関わっていた仕事が"派遣の客先常駐案件(しかも交代要員がなかなか見つからず)"という事情もあり、契約の切れる3月末まで待つことに。
幸い、前述の通りに義母がヘルプに来てくれたので、なんとか円満に常駐先の現場からは撤収できました。

そして、育児休業へ投入。
育児休業中の生活については、何回かブログでもふりかえりをしています。

4月から育児休業しています。 - みずりゅの自由帳
育児休業、2ヶ月目のふりかえり - みずりゅの自由帳
育児休業、3ヶ月目のふりかえり - みずりゅの自由帳
少量の洗濯物くらい手洗いしたらどうだ?いや、量は少なくても洗濯機を使った方がストレスが少ないよ! - みずりゅの自由帳
離乳食の量から生じたコミュニケーションギャップ - みずりゅの自由帳

しかし、あらためて見直してみるともっと書けることもあったよなぁと思うことも多々ありました。
(書こうと思っても、優先度の問題で書かないでそのうち忘れてしまったものとかもあった。)
また、もっと違う風にも過ごせたのかな、なんて考えも出てきたりしました。

とはいうものの、後述するようにある程度のアウトプットもできた生活だったので、個人的にはそこまで悪くはない生活だったのかな、とは思っています。
もっとも、妻からすればもっと育児に専念しろ、だったのかもしれませんが...

転職活動

育児休業は「在籍期間が1年以上/職場に復帰が前提」の制度なので、育児休業が終了するまでの間は転職はできません。*1

とはいうものの、自分の価値を知る/成長を続けるには、転職活動が必要なのもまた事実。

というわけで、LAPRAS経由で「興味関心あり」として頂いた企業さんの何社かと、カジュアル面談を実施しました。
実施期間は割とバラバラで、育児休業開始の序盤あたりにしたところもあれば、後半になって実施したところもありました。

とはいえ、カジュアル面談ばかりでは何も変わりません。
なので、12月に入ってカジュアル面談をした会社さんの1社へ申し込みをして、面接をしました。
結果、「申し出をお断り」されました。
念の為、落ちた理由を確認したところ、カルチャーマッチのギャップが大きかったとだけ教えてもらうことができました
詳細は教えてもらえなかったので文面通りに捉えていいのか正直なところわかりませんが、念頭に置いて、次に進んで行きます。

イベント参加

今年は、コロナ禍の影響でオンラインイベントが爆増しました。
その影響もあり、育児休業中で基本的に家から出ることがなかった私でも、イベントに参加することはできました。
イベントによってはYouTube Liveで実施しているものがあり、リアルタイムで見れなくてもアーカイブで見ることができた、というのもいくつかありました。

ちなみに、参加イベント数について。
Laprasによって算出された、Connpassの参加イベント数は「89」個でした。

Connpass経由でないイベントにもいくつか参加しているので、参加イベント数は90から100の間、の認識でいます。

アウトプットに関して

今年行ったアウトプットについて簡単に触れておきます。

技術同人誌

おもに技術書典をターゲットにして、技術同人誌を3冊書きました。

  • 技術書典8: Elixirへのいざない2〜もっとNervesをさわる〜
  • 技術書典9: 錬金術師見習いエリィと歩むたのしいElixir 〜Elixirへのいざない外伝〜
  • 技術書典10: 育児休業のススメ 〜アラフォーITエンジニアの育休体験記〜

「Elixirへのいざない2〜もっとNervesをさわる〜」と「錬金術師見習いエリィと歩むたのしいElixir 〜Elixirへのいざない外伝〜」については、Elixirに関する技術同人誌です。
前者はElixirのIoTフレームワーク「Nerves(ナーブス)」を利用してGPIO経由で電子回路を操作してみる本です。
後者はElixirの初心者が中級者を目指すために並行処理やマクロなどの中級者以上が利用する機能を学ぶ本となっています。

育児休業のススメ 〜アラフォーITエンジニアの育休体験記」については、まさに今現在"育児休業中"であるので、その体験も踏まえて育児休業に関する内容を本にまとめました。
育児休業からの復帰については経験していないのでまだ書けませんが、復帰の暁にはそのあたりの話すも追記して行こうと考えています。

技術同人誌の執筆全体を通してですが、執筆時間帯が夜〜深夜でした。
正直、たいして頒布数も出ないのに何やってんだ、と今だに思っています。
それでも続けているのは、調べて/まとめて/執筆して、のアウトプットが好きなんだろうなと考えています。

それぞれ、技術書典のオンラインマーケットのURLを載せておきます。

techbookfest.org

techbookfest.org

techbookfest.org


商業誌

育児休業中でもある2020年6月5日、「Elixirへのいざない」という商業書籍を出版しました。

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技術書典7で頒布した技術同人誌「PhoenixLiveViewとNervesをさわるElixirへのいざない」を底本した書籍です。
底本があるとはいえ、利用しているフレームワークのバージョンアップの関係で、その部分はがっつり書き直してたりします。

nextpublishing.jp

出版に関しての裏話なども含めて、ブログ記事にまとめています。

mzryuka.hatenablog.jp


そういえば、11月に初めての印税が入りました。

ひゃっほい!

...と言えれば、よかったんですけどね。

直近で技術書典9があったんですが、そちらと比較してみると、こんな結果に。

  • 販売数: 技術書典9 < 商業誌 -> 約2.5倍
  • 振込額: 技術書典9 > 商業誌 -> 約2倍

商業誌は数を出さないと儲からないという話を実感しました。

まぁ、どんな形であるにせよ商業誌の出版をしました。ので、
肩書き上は「商業誌の著者」を入手しています。
※と思っていないと、暗黒面にすぐに落ちてしまいそう。

Podcast

ふりかえってみて意外だったのですが、2回Podcastに出演していました。
どちらも、懇意にさせていただいている(というか、自分がヘビーリスナーなだけ?)Podcast番組に出演させていだけました。

出演した番組は、以下の2つです。

  • Tech系フリーランスが選ぶ最近の気になるトピックス(※略称:テクフリ)
  • 成し遂げたいam

techfree.jp

anchor.fm


テクフリでは、出演時に技術書典8(正確には技術書典 応援祭)のタイミングで出した新刊の「Elixirへのいざない2〜もっとNervesをさわる〜」の宣伝をさせていただきました。
テクフリの配信者であるSさんには、毎回Twitterに書いた感想コメントを読み上げてくださっていただき、出演のお誘いのけんとあわせてこの場でお礼申し上げます。

成し遂げたいamでは、成し遂げたいことを探したいということで、出演させていただきました。
時期としては、育児休業に入って1か月くらい経過していた時ですね。
生活がめまぐるしく変わっていた時期で、人と話す機会が滅法減っていたタイミングでもあったので、話すこと自体が楽しかったです。
ちなみに、自分は、成し遂げたいamができた当初から聴いていて、32回目にして出演というのも感慨深いものがありました。

LT

今年は、1回だけLTを実施していました。

  • 2020年9月30: Elixir Digitalization Implementors #1:発足LT会

期間的には、育児休業中です。
オンライン開催であったこと、発表時間もある程度時間指定ができたこと、およびElixirに関連することだったらなんでもOKな会であったこともあって、参加しました。
発表内容は、「Elixirの技術同人誌3冊を頒布した」ことででした。
詳細については、ブログの記事にしています。

mzryuka.hatenablog.jp


アドベントカレンダー

技術書典10の原稿に追われる中、3つのアドベントカレンダーに投稿しました。

mzryuka.hatenablog.jp

qiita.com

qiita.com


どれも、「Elixir」系のものなのはご愛嬌。
10月あたりからElixir関連のアウトプットができていなかったので、その解消/リハビリの意味でも実施。

正直、自分でもなんでやったんだか、とは思います。
技術書典10の原稿で終われるのがわかってたのに。
でも、やらないで後悔するならやって後悔しよう、って思っちゃたんですよね。

その他:

その他、やったことをピックアップ。

  • マイナンバーカードを作成
  • 証券口座を作成/積立NISAの実施
  • 各種キャンペーンに申し込み

そういえば、「各種キャンペーンに申し込み」は意外と成果(?)が得られたというか、景品が当たることが多かったです。
具体的には以下。
結構、運を使ったのでは...という印象です。

  • LAPRASのキャンペーンでお肉が当たる
  • SORACOMさんのIoT川柳のキャンペーンでSORACOM UG賞を受賞してSORACOMグッズをゲット
  • Agile Japan 2020の資料ダウンロードのキャンペーンで銅賞を受賞し、ミニホワイトボードを受領
  • 「プログラミング Elixir 第2版」の書評書く人に献本、のイベントに申し込みして採用され「プログラミング Elixir 第2版」を入手

SORACOM UG賞を受賞については、ブログ記事を書いてます。

SORACOMさんのIoT川柳で「SORACOM UG賞」を頂いた話 - みずりゅの自由帳


それと、実施云々は置いといて、ゲーム関連やときメモ関連でTwittter上での繋がりが増えました。

まとめ

ざっとではありますが、2020年をふりかえってみました。

ふりかえりにあたって、ブログ記事があるのはいいですね。自分が忘れていたことも思い出せる。
今後も続けていこうと思えました。

また、ひとりの人間としても、ITエンジニアとしても、良いことの多かった1年だと思っています。
一方で、"仕事"(もしくはキャリア)という観点では、不安の残る年となりました。

来年は、プライベート(こども成長やITエンジニアとしてのアウトプット)を楽しみつつ、仕事の方も充実できる年にしていきたいです。

*1:できなくはないですが、育児休業および育児休業給付金の終了、となります。