本記事は、しがないラジオ Advent Calendar 2018 の15日目の記事です。
しがないラジオと出会ってからのことを振り返ってみます。
前日の担当はいけさんです。
しがないラジオのいけさん回を聴いて背中を押された自分としては、勝手にバトンを渡された気分になっています。
ちなみにいけさん、しがないラジオのアドベントカレンダーを二本同時に投稿されたようです。しがないラジオ愛、ハンパない。
自己紹介
みずりゅ(@MzRyuKa)と言います。
猫とうさまると技術の話が好きな、転職もしていない社会人歴1X年目の独立系SIerです。とはいえ、数年前にはアジャイルな開発をしていたこともあり、SIerに属しながらわりとモダンな開発もしていた方だと思います。
そんな人間が、しがないラジオのアドベントカレンダーになぜ参加を?と思われる方もいらっしゃると思いますが、単純にしがないラジオのファンだからです。
どのくらいファンかというと、しがないラジオmeetup2当日は仕事の都合で参加キャンセルになりたくないから有給使って休んで万全に備えてた、くらいにはファンです。
しがないラジオmeetup2に参加された方にとっては、LT中に「しがないラジオ」を流した人物、と言えば思い出していただけるかもしれませんね。もしくは「しがないラジオは夢の国」と名言を残した人物です。
なお、LTした時の資料はこちらになります。
https://rykawamu.github.io/myslides/shiganai-meetup-2/
(注意:スマートフォンで閲覧される場合だと操作しにくいので、画面右下にある「>」ボタンで進めるか、その横にある再生ボタンを押してオートで進めてください)
改めて見直すと、会場の雰囲気と参加者の気質、適度なアルコール、そして「LT中にしがないラジオを流した」 という条件が合わさった上での効果だったよなぁ、と思っています。一回きりの裏技みたないものですね。
しがないラジオとの出会い
元々、Rebuild.fm、アジャイルラジオ、engineer meeting podcastと言ったTech系Podcastは聴いていました。
ある時期に最新で聴くものがなくなったので、新しい番組が何かないかを探していた際に「SIer」という文字を見つけました。それがしがないラジオでした。
ざっと眺めてみると、F出身者が転職した後で始めたラジオということで、さらに興味を持ちました。Fの闇の部分とか聞けるのかな、くらいの感覚で。
時期としては2018年3月くらいから聞き始めたと思います。ちょうど、気温も暖かくなっていたので、運動も兼ねた長めの散歩をするときに聞き流しで利用するようになっていました。
ラジオの中では、パーソナリティのzuckeyさんとgamiさんが楽しそうにしています。そして、ゲストの人も楽しそうにしていました。ブラックな話を出たりすると、「あー、あるある」なんて頷いてたりもしていました。
そんな話を聞き続けているうちに、次第にしがないラジオが好きになっていきました。最新話が配信されれば直ぐにダウンロードして通勤時間中にも聴くようにもなりました。
いつかゲストに、なんて妄想をしたこともありました。しかし、現時点では転職もしていないし、WEB系でもないし、何かイベントを開いたり、何かを作っている訳でもなかったので、まぁ縁のない別世界の話だなとも思っていました。単純な「憧れ」、「できる人」たちがいるキラキラした世界、自分には関係ない世界だ、と思うことにしました。今思うと「すっぱい葡萄」の理論ですね。
転機、世界線の変更
社内で勉強会を運営していたこともあり、アイデアなどを取り込むために情報収集はしていました。社内勉強会の趣旨の一つに「社外の勉強会に出てみよう」というのがありました。しかし、現時点ではまだ敷居が高いということで優先度は下げられていました。
でも、この点については私はモヤモヤとしていました。このモヤモヤの半分くらいは、しがないラジオを聴き続けていたことで「行動することが次に繋がる」ということに、なんとなく気がついていたからかもしれません。「だったら自分が率先して行動してみよう」と考えるようになりました。
そんな折に、とあるElixirのイベントがconnpass経由で申し込み行われていたのを知りました。アカウントを作ってイベントの登録を終わらせた後で、しがないラジオmeetup1の存在も知りました。ただし、残念ながらmeetup1の実施日は前日でした。悔しさのあまり、Twitterで初めてハッシュタグをつけて呟きました。
connpassのアカウント作った日の前日に「しがないラジオmeetup」が開催されていたことを知り、なぜもう少し早くアカウント作らなかったのかと軽く後悔。 #しがないラジオ
— みずりゅ (@MzRyuKa) May 24, 2018
これが私にとっての世界線を変えるトリガーだったのでしょうか。
ここからしがないラジオ界隈へ徐々に関わっていくことになりました。具体的には、Twitterでの発言が増えたり、イベントであった方々としがないラジオについて話したり、それが契機にTwitterで繋がったり、といったことを繰り返していきました。
自分の「しがないラジオmeetup #2」のLTスライドには以下のページがあります。これは冗談でも誇張でもなく、紛れもない真実だと思っています。
その後で自分がどう変わったか、もっと言うと成長できたかという点については、以下の記事でまとめています。もし興味があれば読んでください。
今回の記事では、上記の記事で触れていない部分を記載しています。
世界線変更後の実績数
数が全てというわけではないですが、実績としてわかりやすいので挙げておきます。
外部でLTした数
飛び込みも含めて、計5回実施しました。
参加した勉強会の数
勉強会/イベントの多くはconnpass経由で申し込みをしていることが多いので、そちらの数を記載しています。これに加えて、DoorkeeprやTECH PLAY、Peatixでのイベントに毎月1~2件は参加していました。よって、毎週1回は何かしらのイベントに参加するようになっていきました。
- 6月:3件
- 7月:7件
- 8月:5件
- 9月:8件
- 10月:5件
- 11月:9件
- 12月:3件
はてなブログの記事の数
こちらも毎週1回といったところ。
- 8月:5件
- 9月:7件
- 10月:5件
- 11月:8件
- 12月:3件
技術書典5でzuckeyさんとgamiさんと握手
技術書典5にも一般で参加しました。人混み嫌いな自分にはすごい進化です。
参加目的はいくつかありましたが、大きく占めたのは、「完全SIer脱出マニュアル」の入手とzuckeyさんとgamiさんに会う、ことでした。
「毎回楽しく聴かせてもらっています。」この一言を伝えるのために、開場の2時間前に並びました。入場後は脇目も振らずにしがないラジオブースへ直行。そこで生のzuckeyさんとgamiさんに会えました。実在したんだ。そんなことも思いました。
名乗った時に、名前は覚えて頂けていたのか、お二人から反応をいただけたのは嬉しかったです。
ちなみに、本当に握手したかどうかまでは覚えていません。多分したような気がしています。が、技術書典の後半は大海原のような人並みに飲み込まれて疲れてしまっていたのでちょっと記憶があやふやです。
試してみたこと
「完全SIer脱出マニュアル」の3.4章には、「会社にいながら自分の環境を変えられないか試みる」とあります。この章を読んだ時、どこかでこれを試せる機会がないかを考えていました。幸いなことに年末も近づいてきたことで、世間では動き出していたものがありました。そう、アドベントカレンダーです。
悩みましたが、社内の人たちに「社内限定ですけど、アドベントカレンダーを実施しませんか」と持ちかけました。会社の朝礼でも呼びかけを行いました。昔から私を知る人間からしたら、随分と突飛なことを言い出したと思ったことだと思います。また、比較的協力的な人たちに直接お願いの声かけもしました。
序盤の集まりは緩やかでしたが、幸いなことに全ての枠が埋まりました。この時点で感謝の連絡を参加者にしています。また、自分が発起人兼広報としての責任もあり、一つずつ窓が開くたびに簡単な記事紹介文も書いて全社向けに周知をしました。
これも関係してか、公開された記事に他の社員の人がコメントをつけたりと行ったことも行われていました。ここぞとばかりに自分の持っている濃ゆいネタを披露してくれたのは嬉しかったです。
まとめ
しがないラジオmeetup2でLTができたと言うことで、自分の中でしがないラジオに対しては一区切りできたと思っています。とはいえ、もちろんこれからもファンは続けていきます。しかし、ただのファンとしてではなく「しがないラジオの影響で世界が変われた人間」として認識されていくように、これからも自己研磨は続けていくつもりです。
もっとも、これについては競争相手はたくさんいらっしゃるので気は抜けません。ファン層には若い方が多いので、伸びしろは彼らが有利。それ自身も楽しみつつ、自分も昨日から半歩でもレベルアップしていければいいなと思っています。
zuckeyさん、gamiさん。これからも、しがないラジオで楽しくて仕方がない人たちを世に送り出していってくださいね。
私は「しがないラジオ」を応援していまーす!
明日(12/16)の担当はVTRyoさんになります。
転職LTの主催者でもあり、マツリカfmのパーソナリティでもあり、技術書典5で物理本が完売したセイチョウ・ジャーニーの著者でもある方です。そして、しがないラジオsp.17のゲストでもあります。
そんなVTRyoさんの「楽しくて仕方がない話」とは一体どんなお話なのか。お楽しみに。