この記事は、#セイチョウ・ジャーニー Advent Calendar 3日目の記事です。
この一年の自分の成長について、振り返ってみます。
なお、「アドベントカレンダーって何かけばいいの?」と迷っていた際にTVアイコンの方から「表に姿を現し始めた前後のあたりが気になります」とアドバイスを頂けました。なので、その辺りからのことを振り返って書いてみます。
2018年5月下旬まで
個人での「外」の活動は行っていませんでした。昔から、不特定の人に対しての対人活動というのは得意ではなかったですし、業種がSIerで且つ主なエンドユーザが公共系ということも関係してSNS系の活動は控えていました。
とはいえ、活動そのものをしていなかったかと言うとそうでもありません。会社経由でセミナーなどには参加していましたし、自社の外向けの「社員ブログ」を書いたり、業務で知り得た実践ノウハウ/技術ノウハウを社内共有Redmine経由で自社内へ展開するなどの活動は以前から行っていました。
また、社内の有志によって始まった社内勉強会の運営メンバとして、色々な企画も行っていました。とはいえ、主な情報のインプットは書籍だったり、Podcastやインターネット上に公開されている記事やイベントでの登壇資料が主でした。
つまり、インプットに人を介すことが少なく、アウトプットも主にクローズドの環境に対して行ってきた、と言うところです。
2018年5月下旬から2018年8月まで
「外」に出るようになったきっかけは「しがないラジオ」です。5月下旬に、とあることがきっかけでTwitterで呟いたことで、少しだけ自分の世界が広がりました。
この辺りの詳細は、先日ブログに書いたので興味があればお読みください。
この辺りから、徐々にTwitterで呟くことが増えてきたと思います。とはいえ、ハッシュタグを使って何かを呟くと反応がある、そんな感じでした。
ただし、当たり前のことですが、Twitterの先には人がいます。なので、色々な事を知ることができました。また、世の中には、とても多くの勉強会やイベントが行われている事を知りました。正確には、知識としては知っていたけど興味を持つことは少なかった、だと思っています。世界が違う、そう考えていました。
しかし、自社の勉強会の目的の一つに「社外の勉強会に出よう」が挙がっていました。これは、勉強会の発起人が設立当初あげていたのですが、まだ敷居が高い、と言うことで一旦保留となった目標でした。
勉強会の運営メンバとして、これは懸念事項でした。若い社員が多かったこともあり、自分のようにある程度の年齢の人間でもできたと思ってもらえれば、少しは社外に行く人も増えるかな、と言う思惑もありました。また、内側だけに閉じている活動に対しても懸念事項を持っていました。これも関係し、「自分も少し勇気を出して行動してみるか」と思っていました。
そして、勉強会への参加だけでは弱いかなとも思っていた矢先、「あにべん」というイベントにLT枠で参加してみる事にしました。で、結果はボロボロ(笑)。ある意味、殻を破らなきゃという決意ができたのは良かったと思っています。
2018年8月以降
アウトプットへの意識の改変
アウトプットを大きく意識し始めたのは「しがないラジオ sp.35」を聴いてからになります。正確には、その前から始めてはいたのですが、本当の意味で意識が変わったのはここからだと思っています。
1対1で人にあう
また、同時に「人」に対しての考えも少し変わりました。直接あったことのない人にも会いにいく、という行動を取れるようになりました。具体的には、以下のお二人と、二人きりでお話しました。
- KANEさん(@higuyume さん)
- てぃーびーさん(@tbpgr さん)
KANEさんとは、あるイベントで一緒に参加した際にお誘いして、小一時間ほどお話をさせてもらいました。主におしごとamの話題でしたが、これをきっかけにイベントでお会いすればお話ができるようにはなりました。
ちなみに、参加したイベントはこちらです。報告レポートも書きました。
「わかばちゃんと学ぶ」シリーズ著者、湊川あいさんと考える「わかりやすく伝える技術」デジタルマーケティング事例ナイトNo.12 に参加しました。 - みずりゅの自由帳
てぃーびーさんとは、てぃーびーさん側が「誰かに囲まれて話したい」と募集されていたのに即反応しました。こちらは正確には複数人を集める予定だったのようですが、結果的に来たのが自分だけになってしまっていました。とはいえ、こちらからすれば、てぃーびーさんを独占です。最終的にはトーク力が足りなくて壁打ち程度のお相手しかできなかったのですが、自分としては前進で捉えています。
技術書典とセイチョウジャーニー
技術書典5にも一般参加しました。
人混みが苦手なので、基本的には行列になる所には行こうともしませんでした。実際、技術書典4の時には秋葉原にはいたけど行ってみようという気はあまり起きませんでした。そんな自分が、朝8時には列に並んで、大混雑の中で知らないサークルの人と話して本を買っていました。こんなこと、昔の自分が聴いたら「ご苦労様」と鼻で笑われそうです。それぐらいには、変われたのかな、と。
そして、その成果の一つとして、「セイチョウジャーニー」の物理本を入手しました。
その後、セイチョウジャーニーの著者の方とイベントでお会いした際には、不躾ながらサインをお願いしていました。結果、リアルではレアキャラのてぃーびーさん、超レアキャラのHideさんを含め、セイチョウジャーニー著者全員のサインを頂戴することもできました。特にHideさんの時はアイコンでしか顔を存じ上げていなかったので、お声がけする際には非常に緊張しました。
これを実現できた人は、まだ居ないのではないでしょうか。居たとしても、少数でしょう。そう言う意味では、セイチョウジャーニーの読者兼ファンとしては、他の方よりも一線を画した人間となった、とも言えるでしょう。
Podcastに出演&出演予定
自分から「出演したい」と声をあげて、「deploy.fm」というPodcastにも出演しました。第10回(および、おまけ回)なので、聴いてもらえたら幸いです。
また、「aozora.fm」にも出演予定です。
学生のころに録音した声を聴いて自分の声には拒否感が強かったのですが、自分の放送回を聴いてて少しだけ受け入れることもできました。あわせて、ここで抑揚がないとかダメ出しもして、「次に収録される時には注意しよう」と思えるようにはなりました。昔の自分であれば、聞き直すことはしなかったと思うし、聴いたとしても「自分はダメだ」と思うだけで「次」を思うことはまず無かったのでしょう。
LTによる発表
あにべんの後も、「外」のイベントでLTをいくつかしてきました。
- トキワの森LT大会
- pplog 5歳の誕生日会
- WEBエンジニア勉強会#10
- しがないラジオmeetup2
知ってる人がほとんどいないトキワの森やpplogでのLTは、緊張した反面、知っている人がいないことで思いっきりできました。葛藤はしていますが。
Webエンジニア勉強会については、前座LTではありましたが、ビアバッシュ形式にするということで仕事の都合でキャンセルにならないように半休をとって待機していました。また、しがないラジオmeetup2では、やはり仕事が入らないように全休をとって万全に備えました。
web-engineer-meetup.connpass.com
たかがLT、されどLT。
会社という枠組みを超えアウトプットしたことが成長の糧になったと思います。
来年以降の目標
先日、2018年最後の社内勉強会を実施しました。その際、YMTを実施したのですが、参加者からは「T(次にやること)」で以下が挙がっていました。
- 会社外で勉強会を開催したい
- 温泉とか行って合宿(LT大会やもくもく会)したい
- 技術同人誌を作りたい
自分もやりたいと思っていたことだったので、ちょっと嬉しかったです。これらを実現できるように行動してくつもりです。
なお、この中で、まず実現していきたいと思っているのがひとまず1番目です。喜ばしいと同時に少し寂しいことではあるのですが、社内の勉強会メンバの一人が新しい自分の道を見つけて旅立つ事になりました。また、旅立つ事を考えている方々もいました。しかし、嬉しい事にできるならば社内勉強会のメンツとは繋がりを持っていたい、という発言も聞くことができました。そうなると「社内」という括りのままでは少々都合の悪いことも出てきます。
もともと、勉強会メンバでは「外」を意識するようにしていたので、良いきっかけになったかなと、前向きに考えていきます。
それと、自分自身のことについて。
これは、情けないことに正直わかりません。興味を持ったことにチャレンジして行こうという気持ちは今までと変わりません。
しかし、自分の中に「芯」と呼べるのものがあるのか、については今でも悩んでいます。それでも、1年前の自分よりは行動の幅も視点も広がったと自負していますし、いざという時に頼ってみたいと思えるような人達にも出会えました。だから、きっとこれから先の「旅」にも希望を持っています。
今は「遥かな旅路」をBGMにして、旅を続けていきます。そして、いつか自分の人生のBGMで「この道わが旅」が流れる事を目指して。
みんなのセイチョウ・ジャーニー(みずりゅ版)
最後に、セイチョウジャーニーの「付録A. みんなのセイチョウ・ジャーニー」を、自分の内容で書いてみようと思います。ある程度の時間が過ぎた後で、自分を見直すためにも。
- 成長とは?
- やりたかったけどやらなかったことをやるように、できなかったことをできるように、現時点から一歩でも前に進もうとする思考も含んだ行為そのもの
- 成長にとって重要だと考えるものは?
- 素直さと客観的に自分を見る視点、その上で自分を認めてあげる勇気。
- 充実とは?
- 楽しいと思えること。自然体でいられ、かつ笑顔でいられること。
- 充実にとって重要だと考えるものは?
- 同じ時間を過ごした時に、自然体でいられる相手がいること。
この一年で、昨日よりは「成長と充実」を感じられるように日々を過ごせるようにしていこう、と考えられるようになりました。これが自分には十分に誇れる成長だと思っています。