2019/02/14-15にDevelopers Summit 2019(以下、デブサミ2019)に参加してきました。
今回は3回目の参加。前回とは少し違うことをしようと思ったので「個人スポンサー」に申し込んでみました。
個人スポンサーになった感想を簡単に書いてみようと思います。
個人スポンサーとは
その名の通り、「個人で出資して、デブサミの開催を応援する」ものです。
これによって、以下の特典が発生します。それぞれについて、体験談を交えた感想を書いておこうと思います。
- 個人スポンサー用のネームパス
- セッションの優先入場
- 電源/Wi-Fi完備の机と席
- スピーカーラウンジの利用
- 書籍購入30%オフ
- 公式サイトへの掲載
詳細の説明は、以下のページに載っています。(内容は2019年のものです)
個人スポンサー用のネームパス
一般参加者は白、スピーカーは青、のように個人スポンサーも区別がつきやすいように、黄色のネームパスがもらえます。
ちなみに、下の写真はウラ面です。
オモテ面には読み取りバーコードと「個人スポンサー」と書いてあります。
セッションの優先入場
説明に「飛行機の優先搭乗」とありますが、まさにその通りの体験でした。
入場待ちの長蛇の列を横目にして入場できますので、かなりのストレスフリーでセッションに挑めます。人気セッションで長蛇の列を体験した人が一度これを経験すると、もう個人スポンサーを辞めることはできないかも。
また、デブサミのセッションは基本的に事前参加登録が必要になります。しかし、個人スポンサーの場合は、事前申し込み無しでも入れます。セッション登録時には決まっていなかったけどすごく興味のあるセッションが後から出てきたのを知った。でも、すでに満員で登録できない。そんな時でも、個人スポンサーはセッションに入ることができます。
これだけでも、なかなかの利点です。特に多くのセッションを受ける場合には、重宝すると思います。
#devsumi#devsumiD
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 14, 2019
うん、個人スポンサー、メッチャつええ。
満席セッションに予約なしで入れるとは。。。 pic.twitter.com/4itvlh0Eev
一方、デメリットというかイマイチだった点。
一つは、特典は優先入場だけであるということ。セッション会場から退出する場合は、当然というか一般参加者と同様に出口への列に並びます。後述する「個人スポンサー席」は前方にあるので、必然的に出口からは遠い。そのため、長蛇の列の後ろに並ぶことになります。また、同じ会場内で次のセッションを受ける場合は、会場内で受付登録を行います。しかし、この場合は一般参加者と一緒に、列に並んで受付することになります。
もう一つは、都度「個人スポンサー様」とスタッフの人に呼ばれてしまうこと。ちょっと申し訳ない気分になってきます。下手すると、自分は偉いと勘違いしちゃうかも。危ないx2。
電源/Wi-Fi完備の机と席
会場内では、会場前方に2-3列になった長テーブルがあります。スピーカー登壇台のすぐ近くは講師席/関係者席になっていますが、それ以外は個人スポンサーの席になっています。会場の広さによっても変わると思いますが、約20-30名程度は座れると思われます。
#devsumi#devsumiA
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 15, 2019
開演待ちです。。。
かなり迷いましたが、こちらに来ました。 pic.twitter.com/4VUjHCTI3K
また、席数分とまではいかないですが、テーブル上には電源タップがあります。なので、PCでメモを取っている最中に電源が減ってきても電源の供給ができます。
それと、個人スポンサーには、個人スポンサー用のWi-Fiコードが教えてもらえます。通常、会場ごとにWi-Fiは用意されているのですが、参加者の利用数が増えてくれば通信速度に影響は出てきます。しかし、個人スポンサー用のWi-Fiを利用すれば、その不安はなくなります。
一方、気をつけなければならない点について。
個人スポンサーの席には、限りがあります。なので、人気セッションの場合、個人スポンサー同士でも席の取り合いになります。個人スポンサーだからゆっくりと、行きたいとことですが人気セッションは個人スポンサー席も満席になります。そうなると、当然個人スポンサー席は利用できませんので、一般参加者席へ座ることになります。
経験則的に、満席の場合でも前方座席では数席は空いていることが多いのでそのあたりには座れると思いますが、机があるのとないのとでは利便性は別物です。
なので、個人スポンサーであっても、人気(と思われる)のセッションには早めに会場に行った方がよいと思います。15-A-1のドラクエXのセッションは、個人スポンサー席も一般席も満席でした。ドラクエおそるべし。
#devsumi#devsumiA
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 15, 2019
個人スポンサー席も全部埋まっている。
さすがや。。。
早めに来てて良かった。https://t.co/aBTHNrLHcg
ついでにもうひとつ。これは上記と少し関連した点ですが、個人スポンサー席に自分以外いない、なんて場合も発生します。デブサミは複数のセッションが同時進行していますので、有名どころの方のセッションが別会場で実施されていると、このような自体が発生する場合があります。贅沢な悩みではあると思うのですが、基本的にデブサミはほぼ満席になることが多いです。なので、自分の周り以外には人がびっしり、でも自分の周りはガラーンと。ぼっちな心境になってしまいます。
#devsumi
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 15, 2019
個人スポンサー席に一人しか座ってないのだけど、これはこれで寂しい。。。ハブられている感
ちなみに、上記をつぶやいたところ、スピーカーの方から以下のようなリプライをいただきました。
講師()席一人も特等席だけれど、さみしいものです。
— hekitter@デブサミ2019LT (@hekitter) February 15, 2019
スピーカーラウンジの利用
スピーカーラウンジ、すなわちスピーカーの方々が休憩されているラウンジにも入ることができます。当然ですが、ラウンジに入ればあっちにもこっちにもスピーカーのかたがいらっしゃいます。ですので、話しかける勇気とスピーカーの方の時間さえあれば、「Ask The Speaker」よりもじっくりとお話をすることもできるでしょう。
ちなみに、私は「15-D-6」セッションの登壇者の「高野明子」さんとテーブルが一緒になり、少しだけお話しさせていただくことができました。残念ながら、高野さんのセッションは聴講できなかったのですが、もしセッションをお聴きできてたら、もっと違った質問もできたのかなと少しもったいない気分にもなりました。(なお、高野さんは着物の似合う上品に笑われる御方でした。)
また、一般参加者の休憩ラウンジよりも、席の確保がしやすいです。休憩ラウンジに行って空き席が無くてな経験をされた方には、良いことかもしれません。
デメリット、というほどでは無いですが、ちょっと気後れしたこととしては、知り合いがいない状態で入ると結構オーラに圧倒されます(笑。
初日、ふらっと昼休憩時間の際に入ったら、スピーカー陣が黙々と食事/資料手直し、強者同士が集まって雑談をあちらこちらで実施していて、「ヤベェところに来ちまっただ」な感覚に陥りました。
それは入ってみないと体験できないやつです!!
— なおと (@naoto_7713) February 14, 2019
僕もオーラ感じてみたいです。みずりゅさんが勇気が必要というぐらいなので、相当な空気感なんですね😳(緊張感なのかな)
イメージ的には、ドラクエ5でラスダン近辺にいる仲間モンスターがウジャウジャいる感じっすw。
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 14, 2019
具体例がピンポイント過ぎて笑っちゃいました笑
— なおと (@naoto_7713) February 14, 2019
いや、キラーマシン、グレイトドラゴン、アークデーモン、ギガンテス等々なクラスがいっぱいだから。
観測した範囲では、アジャイルコーチの原田騎郎さんの隣にカイゼンジャーニ著者の新井さんが座っていて、さっきまでその近くに長沢さんと及部さんがいらっしゃました。
— みずりゅ (@MzRyuKa) February 14, 2019
そして、今まさにきょんさんと永瀬さん、角さんが連れ立って部屋に入ってきました。
・・・伝わります?
やっ、ヤバすぎる😳
— なおと (@naoto_7713) February 14, 2019
名前聞いて、想像しただけでオーラを感じます。。
メモメモ。個人スポンサーになったら、登壇者の本を持って行く。
まぁ、しばらく「鈍感力」をフルに発揮して慣れたのですが。
鈍感力、大事。
書籍購入30%オフ
個人スポンサーになると、デブサミ内の書籍販売スペースで「翔泳社」さんの書籍(物理本)が30%オフで購入できるようになります。これはデカイです。
例えば、10,000円分の書籍を購入したとすれば、30%オフなので7,000円で購入できるようになります。浮いた3,000円でもう一冊買えちゃいますね。なので、物理本が良い人で、且つ欲い書籍がある人にはすごく良い制度だと思います。
これが良いかは置いといて、知り合いに頼まれた書籍を代理で購入する、といったこともできるわけですし。さらに、一定金額以上の買い物をすれば、配達も無料で行ってくれるようです。
一方で、「電子書籍でも可」や「電子書籍の方が良い」と言う方には、メリットは薄いですね。特に、翔泳社さんは、デブサミ近辺では電子書籍の50%オフ販売などを実施していたりする場合もあります。販売ブースの書籍と品目が被ってなければ良いですが、被ってたとしたら、ちょっと心のダメージがあるかもしれませんね。
また、30%オフになるのは翔泳社さんの書籍だけです。販売ブースではO'Reilly本も売られていますが、こちらは残念ながらオフにはなりません(笑)。そして、登壇者の方が書籍を出されている場合、翔泳社さんの出版でない書籍も売られています。が、やはりこちらも割引されません。登壇者の方がいらっしゃる時には販売ブース近くで「サイン会」をやっており、サイン欲しさに書籍を購入する場合もあると思いますが、お値段は変わらずなので留意しておきましょう。
公式サイトへの掲載
個人スポンサーになって、かつ希望すれば、デブサミ公式ページの個人スポンサーのところに自分のアイコンを表示させることができます。
アイコンは、「Gravatar」へのアイコン登録が必要です。登録済みであればアイコンへのURLを指定するだけですが、未登録の場合にはGravatarへ登録する必要が出てきます。もしアイコンを載せたいのなら、事前にやっておくことをお勧めします。
Gravatarの登録方法は、以下のサイトを参考にさせていただきました。
まとめ
以上、個人スポンサーになって体験してみたことをまとめてみました。なんとなくでも、イメージしてもらえたのなら幸いです。そして、これを読んで「やってみようかな」と思ったあなた。個人スポンサーになってデブサミに貢献してみませんか?