みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

新卒入社して22年在籍した会社を退職しました。(あっさり編)

いわゆる退職エントリというやつです。

タイトルにある通り、新卒で入社して22年在籍していた会社を2021年6月末で退職しました。

ポロッとTwitterで上記の旨を呟いたところ、自分の思った以上に反応があって驚きました。
退職エントリ、みなさんお好きなんですね(笑
中小企業のいちSIerの退職に興味をもっていただきありがとうございます。

そのうちの多くが「22年」に反応されたものでした。
Twitterで繋がっている方の多くは転職経験者だったり自分よりも年下の方が多いので、やっぱりそこは目立つのでしょうね。

ただ、改めて考えてみると、22年って凄いんでしょうね。*1

せっかくの機会なので、簡単にふりかえってみます。

7月1日から新会社で働くので、気持ちを切り替える意味でもちょうど良いかな〜と思うので。

どんな会社で働いていたの?

地方に本社を置く、主に官公庁系の案件を扱うSI会社に勤めていました。
規模は中小企業です。東京支社を持っていて、主に東京の大手ベンダーからの仕事を請けていました。

時代の流れで、都内での常駐案件やSES案件を主流としたお仕事がメインになっています。

堅実な経営で会社としては少しずつ売上/利益を上げてきていますが、一方で技術的な面での思うところがある社員が増えていたという傾向もあります。*2

22年って、これまでどんな風に過ごしてきたの?

さぁ、どうやってまとめるか...と思ってたのですが、ある程度まとまった情報がありました。

その名も「 しがないラジオ SP.65a 」でした(笑
まさか、こんな風に紹介する日が来ようとは。
ちょうど、しがないラジオに出演した時が20年目だったんですよね。

shiganai.org

このお話の中でも話しているのですが、さほど特技も特徴も無いいちSEが泥臭〜く、プロジェクトで成果を出すようにして行った、という感じです。
もうちょとだけまとめるなら、以下のような感じです。

  • 前半10年くらいは、半年〜1年でプロジェクトが変わり、常駐先も変わり、ついでに顧客や同僚も変わっていたので、ある意味で転職を繰り返していたような印象が強かった。
  • 転職したいと思うこともあったが、自己肯定感が低かったので、自分には転職は無理だと思っていた
  • 会社でアジャイル開発を経験したことで、会社に新たな期待をするようになる。
  • 数年前に参画したプロジェクトで、色々とやったことで、色々とやり尽くした感が出ていた。
  • しがないラジオと出会ったことで、外のコミュニティと接触する機会が増えた。
  • 結果、なんか自信ついてきて、社内でも社外でも色々やった。


しがないラジオ出演後のお話としては、技術同人誌の単著を描くようになったり、しがない界隈以外での認知度も上がったり、本格的に転職活動を始めた矢先に妻の妊娠が発覚したり、育児休業をとったり、育児休業中に転職活動をしたり、などを行いました。

転職にあたって

以下の書籍を参考にしました。

  • ONESTOP転職(技術同人誌)
  • 完全SIer脱出マニュアル(商業誌)
  • 転職の思考法 (商業誌)

転職が決まったあとはどうしてた

実は、育児休業中に面談/面接を経て、育児休業復帰後の4月序盤に、次の会社の内定を受領しました。

早々に上長には退職に意思を伝えたのですが、時すでに遅く、細々とした案件への対応が組まれていました。
特に、自分が育児休暇前に関わっていたシステムのリプレースの話も出ていたので、かなりの戦力としてアテにされていた様子でした。

どんなことをやっていたのか、は以下のブログ記事にまとめていました。

mzryuka.hatenablog.jp

mzryuka.hatenablog.jp


ちなみに、退職に関しての有休消化はほとんどできていません。
最終月の6月も、ギリギリまで仕事を詰められていました。

かろうじて、二日だけとることができました。
正直なところ、もっと休みが欲しかったですね。

最終出社日の感想どうだった?

コロナ禍の影響もあり、会社自体には人が少なかったです。
加えて仕事の関係で、最終出社日の半分は一人だけで黙々と退職に伴う処理を行っていました。
一人の時に、「22年か...」とぽつりと呟いた時には、かなり感傷に浸ってしまいました。
まぁ、直ぐに復活しましたが。

あと、会社のロッカーにしまいっぱなしだった、古いお客さんの名刺も廃棄しました。
廃棄前に名刺を見て、その人と一緒にやったプロジェクトを思い出し、苦笑しながらシュレッダーにかけていきました。
裁断される名刺をみながら、苦い思い出も心の中でシュレッダーにかけていきました。
なかったことにするというよりは、気持ちの整理ですね。
これらの苦い思い出あったからこそ、次を頑張ろうと考えて改善していったので。それをなかったことにはしてはいけないな、とは思っています。

また、会社から撤収する際には、入社した時の最初の上司と、東京にきた時の最初の上司に見送られました。
少し涙ぐんでたのは秘密です。

最後は、心の中で『クソおせわになりました』と言いながら、会社のビルに向かってお辞儀しました。

改めて思い返すと、「嫌いではなかった。むしろ好きではあった。でも、目指す方向が違った」だったんだろうなと考えています。

次どこ行くの?

現時点では、変わったモノを取り扱う「自社サービス」の会社へバックエンドエンジニアとして参画します。

まとめ

実は転職エントリを書いてたら、書きたいことが色々出てきちゃいました。

これは直ぐには終わらんと思い、一旦書いたものは保留にして、今回のあっさり編を書きました。*3

そのうち、色々と詰め込んだ「詳細編」を書くかもしれません。

さて、一旦これで気持ちに区切りがつきました。
新しい環境で、これから頑張っていきます!

*1:自分の元所属会社には新卒で25年迎えた方も居たので、自分ではあまりすごいと思っていなかった節もあります...

*2:私も、思うところがあった社員の一人

*3:とはいうものの、結局は日付を跨いでしまったので、なんだかなぁ...なお気持ちですが。