先日、「転職活動記LT 〜確かな道のり〜【たのしく・情報交換】」と言う転職活動者を応援するイベントに参加してきました。
いわゆる「リクルーティング」や「ナビ」ってる企業による主催とは異なり、実際に転職してきた人達の歩んできた道のりがリアルに語られたイベントでした。
なお、このイベントは今回で二回目とのことで、前回はかなり好評だったようです。(イベント名の頭の【またもや増枠】はそう言う意味らしい。)
主催者の方も、新卒時代に務めた企業で苦労していたとのことで、同じ様な思いをする人が少しでも減ってくれるように、と今回の場を設けたとのことです。
ハッシュタグ「 #jobchanger 」で検索して頂ければ、雰囲気は伝わるかと思います。
- 会場の雰囲気
- スポンサー枠LT(その1):湯前さん
- スポンサー枠LT(その2):斎藤さん
- オファー枠LT(その1):ねっしーさん
- オファー枠LT(その2):いけさん
- 一般参加枠LT(その1):inductorさん
- 一般参加枠LT(その2):shindenさん
- 懇親会:
会場の雰囲気
会場は、目黒でいけてる企業の5本の指に入る(主観)であろう「株式会社アカツキ」様でした。こちらの会場、開放感があってすごく心地が良いんですよね。こんな良い会場をどーんと提供していただけるなんて素晴らしいですね。
はい、ヨイショ終わり。
受付開始直後の会場。まだ人はほとんどいません。会場は靴を脱いで入りますが、感触がとても気持ち良いです。
スポンサー枠LT(その1):湯前さん
会場提供のスポンサー枠で、アカツキの湯前さんが発表。
湯前さんは、「採用側」からの観点でお話していただきました。
転職活動の際に必要になる業務経歴書。
ここでどれだけアピールできるかで、採用も変わってくる。
しかし、転職エージェントの進めるフォーマットはイケてない。書式にそのまま従って経歴を羅列して書いても、採用側には届かない。
業務経歴書はラブレター。
自分の気持ちを伝えるにはどうするか?
簡単です。フォーマットを無視しましょう。
その上で、自分がどんな事を考えて、解決して、体験してきたを記述するのです。
具体的には、以下のスライドのように。(赤字の箇所がアピールポイント。)
ちなみに、LT開始直後に次回の技術書典5に「セイチョウ・ジャーニー」と言う本を出されるそうです。(イベント主催者のVTRyoさん他3名による共著とのこと)
見本を取りに行ったため、一時的に不在になったシーンも撮影しておきました。
なお、これが「セイチョウ・ジャーニー」だそうです。「今日は「う-17」を覚えていってください」と言われていました。
みずりゅさんもツイートしてますが「セイチョウ・ジャーニー」の見本誌あり。目次からも内容がかなり充実しているのが見てとれます。技術書典5に行く方はぜひチェック! #Growthfaction #jobchanger pic.twitter.com/H4hPrChznZ
— いわしまん (@iwasiman) September 19, 2018
スポンサー枠LT(その2):斎藤さん
株式会社CaratのCTOの齋藤さん。
Caratさんからは、沢山のピザと飲み物を提供して頂きました。美味しくいただけました、ありがとうございます。
Caratさんでは、AIを利用した転職マッチングアプリである「GLIT」を開発・運営されているとのこと。TinderライクなUIで、使えば使うほど「あなたに合った仕事が見つかる」アプリであるとのことです。
気になった方は是非利用しましょう。そして、無事に転職できたら、今度は貴方が転職LTで登壇する番です。「GLITで転職できました」と発表すれば、きっとまたスポンサーになっていただけるに違いない。
さて、登壇者の齋藤さんですが2014年新卒入社から企業してCTOになったと言う、これまた凄い経歴の持ち主のようです。
で、肝心のLT内容ですが、、、。申し訳ありません、GLITとか調べててLT内容のメモ忘れていました。。。もし、資料のリンクをご連絡いただければ修正しておきます。
オファー枠LT(その1):ねっしーさん
今回がLT初登壇だったという、ねっしーさん。
しかし、そんな様子は微塵も感じられず。TLには「初めてとは思えない」がたくさん。「理系の人々」を読んでプログラミングの世界に憧れて情報学科へ進学。そこから煌びやかな言葉に惹かれてSIerの会社に入ったものの、悲しい現実に襲われてしまいます。
しかし、そこで諦めず「行動してみること」を始めたとのこと。
「私は技術者になりたいんだ」のセリフ、とても素晴らしい。
そして訪れる「契約一旦終了」と言う転機。
これを見逃さずに「行動」した結果、「憧れのWeb系」に転職できたそうです。
最後のページの「転職は優秀な人間じゃなくてもできる」に勇気づけられた参加者の方は多かったのではないでしょうか。
余談:
懇親会の際に、ぼっちでピザを頬張っていた私に話しかけてくださいました。ありがとうございます。その際、「LTが初めて言われていましたが、そんな雰囲気はみじんも感じませんでしたよ」とお伝えしたら「めちゃくちゃ練習してきました」とのこと。何事も事前の準備が大事ですね。
それと、Macにはラズパイのシールが貼られていました。
オファー枠LT(その2):いけさん
きゃー、いけさーん。・・・失礼。
いけさんは、「Java女子部」という女性限定Javaコミュニティの運営の一人です。
また、一部でカルト的な人気を誇る「しがないラジオ」にゲストとして参加されており、「しがないラジオ駆動」と言うバズワードを生み出した御仁でもあります。
前述のねっしーさん同様、SIerからのWeb系への転職を成し遂げられました。
発表では、転職活動を始める人に向けて具体的なイメージを持ってもらうべく、4つのステップを紹介してくださいました。Twitter上でも「論理的でわかりやすい」との声が。
そして何より、「4つのステップ」の一つ目である「経験者に話を聞こう」が、このイベントに参加する事で「クリア」されていたことになるなんて、ニクい演出です。
なお、4つのステップの「ステップ2」についての補足もあるようです。
発表の補足を。
— いけ (@otty_375) September 20, 2018
最初から明確に理想の言語化が出来ないこともあると思います。
なのでステップ2は外からのフィードバックなどにより繰り返しブラッシュアップしていくといいかと思います。
ただ理想をコロコロ変えすぎると軸のない転職活動になってしまうのでそこだけは注意かなと。#jobchanger
実は、本イベントへの参加動機の半分は、いけさんにお会いしたかったと言うのがあります。しがないラジオのゲスト回で話されていた「背中を押してもらえた」を直接お伝えする事が出来て良かったです。
なお、Macにはしがないラジオのステッカーも貼られていました。
一般参加枠LT(その1):inductorさん
会場内を「中卒エンジニア」で ざわつかせたinductorさん。ニートの経験もおありとのこと。そんなinductorさんは「アンチパターン転職 LT特別編」と言うタイトルで発表されました。なお、資料の公開はNGとのことなので、記憶だけで書いているため簡単なご紹介になってしまいます。
資料の内容としては、以下のような内容だったかと。
- 意識高い系エンジニアにより追い詰めれる人たちもいる
- 本当に困っている人達は自分の状況を客観視できていない
- 自分がやれること/やりたいこと/できないことの見極めが大事
- 「風林火山エンジニア」で例え、どの役割やフェーズなら得意かを伝える
なお、Macにはたくさんのステッカーが貼られていました。
ちなみに、inductorさんは今度「しがないラジオ」に出演されるそうです。このカミングアウトで会場がまたざわつきました。
また、ご自身もPodcastも始められるそうです。始まったら是非お聞きしたい。
一般参加枠LT(その2):shindenさん
やはりSIerからの転職をされたshindenさん。最終的にサイバーエージェント社へ転職されるまでに経由した企業の中には、既に倒産している会社もあるようです。
転職のため、と言うわけではないでしょうが、テックリードとなるべく技術基礎力の向上等に力を入れられたそうです。結果、Seasarプロダクトのコミッタにまで登りつめたようです。そして、その後も色々ありWeb系への転職と至ったようです。
そんなshindenさんが、今だからわかる「求める人材像」を挙げられています。
一言で言うと「やりたいと言ったことに対してどれだけ行動できるのか」だそうです。
なお、Macの見える範囲には全くステッカーが貼られていませんでした。
また、懇親会の際にはお話をさせていただきました。「認定スクラムマスターって期限切れするんですね」なんてトボけた質問してしまい失礼しました。
懇親会:
一時間程度ではありましたが、参加者の皆さんは随分と楽しく話されていたように見えました。なお、今回は主催者のVTRyoさんと少しだけお話する事が出来ました。(aniben時の課題はクリア!)
また、Twitterではお名前を知っていた方の何人かとも直接お話をする機会もありました。いわしまんさん、はっせーさん、くろたろうさん、gremitoさん、お話しできて楽しかったです。
懇親会の最後の締めは、「転職が決まった人達」へ全員で拍手です。
うーん、やっぱりニクい演出です。
さて、本イベントは次回の開催も予定しているとのこと。興味を持たれたら参加されてはいかがでしょうか。