みずりゅの自由帳

主に参加したイベントやソフトウェア技術/開発について記録しています

技術書典14のふりかえり

技術書典14、無事に終わりましたね。 まぁ、終わってからもう1月近く経とうとしているのですが...(苦笑

技術書典14のふりかえり記事を書こうx2と思ってはいたものの、どうにも気力が湧かずにずっと放置していた状態でした。 と言うよりも、全般的にアウトプットに対してのやる気が低下していたこの頃。

そんな怠惰な日々を送っていた中で、気がついたら技術書典14のオンラインで購入した物理本が届き、「技術書典「第6回刺され!技術書アワード」受賞作品発表イベント」も発表されていました。

それをみて、「やっぱり、ふりかえりぐらいはしておこう」と思い立ち、重い腰を上げて本記事を書くことにしました。

思い出しながらなので、結構あっさりめに記載します

新刊の執筆/印刷

執筆について

元々は、「プログラミング言語Gleam」と「ひとり合同誌」の2冊を並行で進めていました。

mzryuka.hatenablog.jp

しかも、「プログラミング言語Gleam」はすでに表紙用のイラストも発注して受領済み。 モチベーションが上がって、その勢いで執筆完...とはならず、どうにも筆が進まない。

そんな状態であったので「ひとり合同誌」の方に力を入れ始め、こちらの方を章を増やして執筆...という感じで進めてしまっていました。

そして気がついたら、もう4月末。 両方を進めていたらどちらも終わらない。 というわけで、方向転換で「ひとり合同誌」に完全にシフトする方向へ。

結果、「ひとり合同誌」は無事に、「会社のテックブログを再開させた顛末、などの話を集めた本」として入稿することができました。

印刷

技術書典14向けの新刊「会社のテックブログを再開させた顛末、などの話を集めた本」を書き終えて、ねこのしっぽさんに印刷を発注。ギリギリ、早割に間に合った...と思ったら、ねこのしっぽのスタッフの方からのご連絡が。

曰く、表紙のレイヤー統合ができてないので統合して提出してください、とのこと。

今回から「Affinity Designer 2」を利用して表紙データを作っていたのですが、どうやら表紙絵のレイヤー統合ができなかった様子。

「あれ?統合後にセーブしてなかったかな?」ともう一回操作して再提出。しかし、やっぱりできておらず。 リモートワークのお昼休み中に実施していたこともあり、もう時間もなくなってきた。

仕方なく、最後はPDF形式にして提出。 幸い、このPDFでの提出で問題解消がされて、無事印刷までこじつけられました。

本当に、ねこのしっぽの担当の方には感謝しかないです。 そして、ご足労をかけてしまった割には、印刷部数が少なくてごめんなさい...orz

準備

在庫

これまでの技術書典では、浅草橋にあった「ラボ」*1に在庫を置いていました。 しかし、諸事情により3月末に撤去。在庫は自宅に持ち帰っていました。

と言うことで、どうやって在庫を会場に持ち込もうか思索。 とはいえ、直近の頒布傾向を見ても、在庫をどっさりと持ち込んでも、さほど頒布はできないなと。

なので、物理本のある既刊を40冊(うち、半分は購入してくれた人配る用の本)程度をキャリーバッグに積んで持ち込むことにしました。*2

お釣り

幸い、技術書典オフラインの会計は「技術書典公式かんたん後払い」があるので、支払いの9割はほぼ問題なし。

ただ、残り1割程度で現金派の方がいらっしゃる場合もあるので、100円玉については多めに用意しておきました。*3

電子版のダウンロードカード

電子版は技術書典オンラインでも買えるので需要はほとんどないかもしれないが、BOOTH上にダウンロードカード版を用意。 そして、このページを用意したQRコードを用紙に印刷して、ダウンロードカード(QRコードとパスワードを記載)を作りました。

ただ、需要は正直見込めないので、プリンタ用紙で印刷して作りました。

当日の朝

幸い、天気には恵まれたので、持ち物はリュックサックと小さめのキャリーバッグの二つで済みました。

オフライン会場へ向かう際、「池袋駅」から地上ルートで向かうと迷うことが予想されたので、会場までの移動距離が短い「東池袋駅」から向かうことにしました。

東池袋駅から地上に出るまでは、なんとか順調。 まぁ、6/7番出口を見つけるまで、ホームを2往復くらいしましたが。 おかしいなぁ。技術書典7の時も、来たことあるんんだけどなぁ。(汗

東池袋駅から地上に出たら、一直線に進むだけ。 そこから建物に入れば、すぐに会場! ...前回来た時の記憶は、そうでした。

そして、「梟」のいる通路を抜けて、コナン君/灰原さんのイラストに迎えられて意気揚々と会場へ...と思ったのも束の間。

迷いました。

あれ? 前回もちょっと迷ったけど、こんな迷ってないよね? サンシャインの敷地内をウロウロとして10分程度経過。

ヤバい、わからん。 でも、前回はこんなに迷っていないはず。

仕方なく、最初に来た場所(コナン君と灰原さんがいた場所)まで戻り、最初からやり直すことに。 エスカレーターを上がり、ふと振り返ってみると...会場の入り口が見つかった。

あった...orz うわぁー。やってしまった。

というわけで、呟いたのが、こちらのツイート。 今回もまた、道に迷ってしまいました。

まぁ、そんなこんなで始まったオフライン会場への友情ですが、その後は特にトラブルもなくサークル設置完了。

...今回は、少しでも多く頒布できるといいなぁ、と願いながら。

なお、下の画像は、技術書典14での新刊「会社のテックブログを再開させた顛末、などの話を集めた本」。 一部の人には、気に入られたようです。

同窓会もどき

そうそう。 実は、準備ができて開場前の会場を見て回っていた時に、昔の職場でお世話になった方(Sakemi氏)と再会できました。

サークル「もっちりソフト」のサークル主の中の一人として活躍されていた様子。 すんごく優秀な方で、現所属はMSであったとのこと。 当時からできる人ではあったけど、ホントにスッゲーなー。 はぁ。

今回の新刊はどんな本なのですかって聞いたら、「Azure」周りの特集をしている本とのこと。 ChatGPTとも関わりのある「Azure OpenAI」についても載っているということだったので、業務とは関係はしないんですけど後で買いに行こう、とは思っていました。

また、Elixir絡みで以前に交流を持たせていただいた、サークル「備中絡繰製造所」のサークル主である「myasu氏」にもご挨拶。 Elixirを組み込み開発で利用されており、それ絡みの新刊を頒布されたということで、「後で必ず買いに来ます」と宣言しました。

他にも何人かの顔馴染みのサークル主さんと挨拶を交わして、オフライン会場の開場を迎えました。

技術書典14オフライン会場にて

オフライン会場での醍醐味の一つは、訪問者との会話ですね。 ということで、サークルに足を運んでくださった方について記載。

最初の訪問者

開場の拍手と共に、一般参加者の入場。 入り口近くに配置されてたんで見てたんですが、企業ブースでめっちゃ人が滞留していました。

これは人が来るのにしばらく時間かかりそー。 そう思ってポチポチと内職をしていたら、しばらくして最初の購入者の方が。

お会計を済ませた後、購入者の方が自己紹介をされて来ました。 あれ、どこかでお会いしたかなぁ?twitterアイコン見れば思い出すかも。 いや、これは"技術同人誌の読書会とかのイベントで展示してもいいですか?"系のお話かな?とか思考を巡らせていたのですが、予想はハズレ。

なんと、私が好きなPodcastテクフリ」のリスナーさんだったとのこと。 どうやら、テクフリへのコメントが番組内で読まれた際に、自分が技術書典14にサークル参加することを番組内で紹介されていたらしいです。 そして、それを聴いて技術書典14にご自身も参加する予定だったので、わざわざ足を運んでくれたとのこと。

足を運んでいただいたhhamaさん、そして番組内で紹介していただいたパーソナリティのSさん、どうもありがとうございます。

Podcastを聴く人は、番組に対してのコメントを送るときっといいことがあるよ。

Elixir繋がりの方

Elixir繋がりの方もサークルに足を運んでださいました。

一人は、piyopiyo.exの主催者の一人であるnakoさん。

piyopiyo.exのイベントではいつもお世話になっております。

エリクサーチ」についても同様。 「会社のテックブログを再開させた顛末、などの話を集めた本」に厚みが出たのは、エリクサーチがあったからです。多謝。

お話をしていた時に、本を書くことにも興味を持たれたご様子なので、いつか「piyopiyo.ex本」が爆誕するのを待っております。

もう一人は、高知工業大学教授のkikuyuta(菊池豊)先生でした。 上でも紹介したmyasuさんの所に挨拶されたついでに寄っていただけたご様子。 拙著をご購入していただいてありがとうございました。*4

そういえば、先生ご自身はコミケの方で本を出されるというようなお話をお聞きしました。うーん、気になる。

現同僚

現在の職場では自分が技術書典14にサークル参加をしていたことを伝えていたこともあり、現職の同僚数名がサークルに寄ってくれました。

そのうちの一人は、5月末に転職して地方に移住することになるとか。 なんか、本も買ってくれたのに加えて、差し入れのお菓子(しかも立派なもの)までいただいてしまい、恐縮の嵐。 仕事ができる同僚だったのですが、やっぱりできる人は違うなぁ、と思いました。

あと、離席時にサークルに立ち寄った人もいたみたい。会社のSlackに不在時のサークルの写真が貼られていた...。 そこは「もう一度、寄ってくれよー」とは思いました。

元同僚

前の会社の元同僚とも再会。 再会した人達は、社内勉強会の主力メンバー。なので、技術書典14に参加することも伝えていた。 そのため、わざわざ足を運んでくれました。

訪問タイミングが重なったこともあり、ちょっとした同窓会となりました。

元同僚の一人には、「遠目で見ればスマホばっかり見てたし、サークルにくれば我々と話してばっかり。売る気ないんすか(笑」とか言われてしまいました。 いや、頒布する気はあるんですよ。 でもねー、、、話しかけると買ってもらえないのですよね。とほほ。

あと、「クラウド+ChatGPT的な感じの本を探しているんですけどねー」と言って来た人には、 「もしかしたら、もっちりソフトさんの本なら来場目的に合うかも。サークルの場所を教えるから、ちょっと話を聴いてくれば」と言った情報も伝達。 結果、元同僚氏の欲しかったものと合致したらしい。 うーん、事前に会場を回っていて良かった。

これもまた、オフライン会場での醍醐味だなと思いました。

裏ミッション:ゴールドスポンサーブースの視察

「裏ミッション」である「ゴールドスポンサーブースの視察」についても、実施しましたね。

サークルに人が来ない(?)からこそできたとも言える。

その内容自体はブログにまとめています。

mzryuka.hatenablog.jp

オフラインが終わって

とりあえず、分相応の頒布状況でオフラインを終えました。

久々に色々な人に会場で会えたので、この流れで打ち上げでもしたいなあぁ、、、とか思ってはいたのですが。 お知り合いの方々は、まぁ当然というか、先約などもあってボッチな状況。

幸い、ごまなつプロジェクトのサークル主であるごまなつ氏と二人で、ささやかに打ち上げをすることに。

ごまなつ氏のおすすめで「中華料理 楊」へ行くことに。 自分は知らなかったのですが、「孤独のグルメ」でも取り上げられていたそうですね。

疲れた体に、辛さが刺激的でした。

明日の身体(主に下半身)を心配しながら、帰路につきました。*5

まぁ、そんなこんなで終わった技術書典14オフラインの締めのツイートは、これ。 いや、ホント多かったんですってば、AkamaiのTシャツ。

技術書典14オンライン開催期間中

「そういえばオンライン期間だったっけ?」という感じで、忘れた頃に購入に関してのメール通知が来ていました。 そして、やっぱり今回も多かった「Elixirへのいざない ネイティブアプリを錬金しよう(Free版)」の通知。 とりあえず、「無料本はDLしとけ」、あのですかね。 ちょっとでも、Elixirへの興味に移ってくれていたら、嬉しいんだけどなぁ。

あと、アワードへ「会社のテックブログを再開させた顛末、などの話を集めた本」を自薦して、それが技術書典公式のYouTubeで取り上げられた時は、ほんのちょっとだけ購入数が伸びました。

それと、「裏ミッション」であった「ゴールドスポンサーブースの視察」結果については、自社に報告。 内容も、ブログで書いた内容よりもより細かく、真似るなら、自社でやるならどういうふうにできるか、などをレポートにしました。 結果、会場にブースは出してみたいよね、という話は、HR側からも出てくるようにはなりました。 もう一息かな。

技術書典14終了

仕事とプライベートがドタバタしてて、生活が技術書典からかなり離れていた感じで過ごしていました。 そんなこんなの6/4、駆け込み購入の通知がポロポロと来るようになって、「あぁ、技術書典14の最終日だったっけ」な感覚でした。

それに気がついたら、自分も何冊か駆け込み購入していましたね。

...とまぁ、そんな感じの最終日でした。

物理本の発送

6月某日、技術書典14のオンライン会場で購入された「物理本」の発送依頼が来ました。

早速、技術書典のサイトからマイページを開き、「送り状ダウンロード」をダウンロード。 今回の発送数は「11」冊。 お買い上げ、ありがとうございます。期待に添えていれば良いのですが...な気持ちでした。

さて、物理本を発送する段になったのですが、、、送るための段ボールが無い。 いや、正確には、ちょうど良い大きさの段ボールがなかった。 小さめのダンボールは、何個か手元に用意していたのですが、11冊という少量のため、隙間が沢山できる段ボール箱がほとんど。(涙) 一方で、本を1-2冊送る用の段ボールだと、厚みがオーバーしてしまう。

困った末に、今回は「クロネコ袋」で送ることにしました。 ただ、外側が気になるので、袋に入れる前に、ほんの周りは囲みましたが。

物理本の到着

発送してからやはり数日が過ぎ、6月25日に技術書典の段ボールが届きました。 おまけは「ぎじゅつしょぺん」でした。 前回は他の方のツイートを見ていて「ペン欲しいなぁ」と思っていたので、今回ゲットできてよかったです。

まとめ

と、こんな感じの流れでした。

他にも、マネフォブースに行ってluccafortさんとお会いして軽くお話したり、技術同人誌仲間のForteさんやerukitiさんとオフライン会場でだべったり、などなど。 記憶を辿れば、いっぱいあったなぁ、と。細かい内容が思い出せないのが、ちょっともどかしい。 やっぱり、早い段階でアウトプットしておくのが良いですね。

現在、絶賛アウトプットやる気が出ない状態が続いているので、このブログ投稿をきっかけに変わっていければいいなぁ、と。

ということで、ふりかえりはおしまい。

*1:複数人の人たちでお金を出し合って部屋を借り、本の在庫を置いたり、一緒に食事を作って食べたりと言った、「大人の部室」のようなものです。

*2:結果的に程良い塩梅の持ち込み数ですみました

*3:100円本、700円本を用意していたので

*4:というか、話の流れで買わさせてしまった感があり、申し訳なく思っております...

*5:翌日はやっぱりお腹とお尻にキテしまいました。ははは。